お 知 ら せ


ライセンス料金改定(2024年12月1日より)のお知らせ - 2024/09/25
 本年2024年12月1日より、 TRYCUT2000/3000/5000の各ライセンス料金の改定を行いますのでお知らせ致します。

 ここ数年、ソフトウェアの開発/保守/ライセンス管理業務など運営する上での、 ソフト/ハード両面に関する各種契約料/更新料などの高騰が止まらず、 弊社業務全般を健全に進めるべく検討を重ねてまいりました結果、 2024年12月1日よりライセンス料金を一律で約16.7%値上げする方針となりました。
(※同時にTRYCUT3000/5000の台数年割引率や、 代理店様向け価格も同率で値上げとします。)
現在価格改定後価格
TRYCUT2000価格表
TRYCUT3000価格表
TRYCUT5000価格表
TRYCUT2000価格表
TRYCUT3000価格表
TRYCUT5000価格表

 今後も状況を注視し価格調整が必要になる可能性もあります。 誠に不本意ではありますが、やむを得ない判断となりました。 ご理解賜りますようお願いいたします。

 なお今回に限らず、期限前の前倒し更新(ライセンス期間の延長)は可能です。 またライセンスのご申請ならびに更新時は、 必ず本ページで掲載する最新価格表をご参照いただけますようお願いいたします。 ご不明点やご質問などございましたら、regist@trycut.com までご連絡下さい。

OPTIMIZE DRAWING = NO の仕様調整(変更) - 2024/02/21
 このたび2024年2月20日付けでリリースいたしました、
TRYCUT2000 Professional(R28E)
TRYCUT3000 Version2.77
におきまして、描画処理における仕様調整(変更)も行いましたのでお知らせいたします。

 具体的には、
1.初期設定ファイル(Ctrl+F1)[Define]セクションにて指定する
"OPTIMIZE DRAWING = NO"
2.「N」キー操作での切替で最適化を行わない状態の描画
の2点について仕様調整(変更)を行っています。
この2個所は同じ処理部分のことで、言い換えますと、 最適化を行っていないタイミングでの表示の仕様(間引きレベル)を変更しています。

[背景]
 TRYCUT2000/3000の被切削材表示の基本仕様は、 おおよそ20年前の十分な性能を持っていないPC上で調整されてきた考え方がベースになっています。
 高精度な格子ピッチにも十分なレスポンスが得られるように、 通常(初期状態/OPTIMIZE DRAWING = YES)での格子ピッチの間引きだけでなく、 "OPTIMIZE DRAWING = NO"(「N」キーで切替可能)の状態でも、 極端にレスポンスが落ちないように、1ピクセル内に入る格子点は間引き表示して、 表示結果に対する真偽で少々課題を残すようなフォローも入れてきました。

[問題点]
 問題は最適化を行っていない表示状態(OPTIMIZE DRAWING = NO)でも拡大/縮小によって、 格子点(各々色属性も保有)の間引き数が変わってしまい、 形状差異や発色の違いが表面化してしまうことにあります。
 特に立壁付近の差分表示の結果の確認においては、 間違った描画色になることもあり、確認ミスに繋がる問題が含まれていました。 「Shift」+「P」で強制的に描画整合を取らせるフォロー機能も用意されていますが、 やはり一時的な表示の整合では見落としもあり確認作業においての懸念があります。

[改善点]
 今回リリースいたしました各バージョンから、
OPTIMIZE DRAWING = NO
の状態では、一切の描画の間引きを止め、常に格子ピッチの精度で描画するように変更いたしました。 同時に従来バージョンの仕様の"NO"は、"NO_OLD"で残しましたが、 推奨できない設定の位置付けになります。
 "NO"時における表示最適化は全く行わないようにしていますので、 レスポンス面に関してはマイナスですが、表示の正確さは維持され、 混乱が無くなることを優先しています。

 昨今のPCの性能から見て描画ストレスは緩和されてきている背景もあります。 ご理解の程よろしくお願いいたします。


オプショナルスキップコード(/,/1)の仕様訂正 - 2023/11/21
 従来からTRYCUT2000/3000/5000に実装されてきました、 オプショナルスキップコード(/ と /1の関係)において、 読み込み時の認識で仕様訂正すべき部分がありましたのでお知らせします。

 本件は、TRYCUT初期段階での実装当時に実機の仕様に対する解釈に誤りがあったことによるものです。
 従来のTRYCUTでは、/と/1を別のスキップコードと認識していましたが、主要な制御装置メーカーの仕様は、 /と/1 は同義で、/1の1は省略可能という仕様でした。 /の後には1〜9の数字を設定するというのが基本仕様になります。
 一方、従来のTRYCUTでの/の解釈は、「0は省略」するものという捉え方をして/1とは区別していました。 このことにより、特にCTLファイルにおける設定で、 /をスキップ対象とするときに0か1のいずれを指定するべきか?の問題(混乱)が生じていました。

 このたび11月15日に同時リリースいたしました最新版の
TRYCUT2000 Revision28D
TRYCUT3000 Version2.76
TRYCUT5000 Version2.47
にて本仕様を訂正させていただきました。

 仕様訂正後は、/と/1は同義(ダイアログ訂正)とし、 CTLファイル(F3キー)の指定も1〜9の数字を指定するものとしました。
指定例:
OPTIONAL BLOCK SKIP = 1,3,5
※なお従来から指定可能になっていました0に関しましては、 1を指定されたものとみなしています。 /によるスキップのみで利用されているケースが圧倒的多数と思われますので、 更新モジュールによる問題はほぼなくなると判断したものです。

 本件、仕様の誤解釈により混乱を招いていましたこと深くお詫び申し上げます。

最新TeraPad Ver1.2.9との連動改善 - 2023/11/20
 汎用テキストエディタのTeraPadですが、昨年のVer1.10リリース(久々?)以降、 現在に至るまで数回更新が入っています。
 TRYCUT2000/3000/5000との連動に関しましては、基本的な部分は問題なかったのですが、 TeraPad側Ver1.20以降、 初期設定ファイル(Ctrl+F1)[ExecEditor]セクションの"CLOSE END=YES"によるTRYCUTとの同時終了処理が無効になる問題がありました。

 このたび11月15日に同時リリースいたしました最新版の
TRYCUT2000 Revision28D
TRYCUT3000 Version2.76
TRYCUT5000 Version2.47
において、この問題は解消し、 TeraPad側の新旧バージョンとも正常に連動するようになっています。

弊社の適格請求書発行事業者登録番号について - 2023/03/15
 2023年10月1日より消費税の仕入税額控除の方式として「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」が導入されます。 既にお問い合わせいただきましたユーザー様には個別に回答もさせていただいていますが、 弊社(有限会社ブロードマイン)の適格請求書発行事業者登録番号を下記でもお知らせしておきます。

 適格請求書発行事業者登録番号:T8120102028457

上記登録番号は、国税庁の 「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」 からもご確認いただけます。

Windows 7/Windows 8.1のサポートについて - 2023/01/11
 2023年1月10日、マイクロソフトはWindows 7とWindows8.1のサポートを正式に終了しました。 本件に伴いまして、今後、TRYCUT2000/3000/5000動作確認OSからWindows 7とWindows8.1を対象外にさせていただきます。

 なお動作確認の対象外にはなりますが、あくまでも弊社内での動作確認テストを行わないだけですので、 Windows 7/Windows 8.1上で動作不能になるわけではありません。 またTRYCUT2000/3000/5000の各インストーラーは今後もこれら旧OS上で動作可能です。
 ただしマイクロソフトからのセキュリティーアップデートが無くなった状態ですので、 利用される場合には、十分注意を払っていただけますようお願いします。


ライセンス料金改定(2022年12月1日より)のお知らせ - 2022/09/29
 本年2022年12月1日より、 TRYCUT2000/3000/5000の各ライセンス料金の改定を行いますのでお知らせ致します。

 昨今の各種周辺コストの高騰に伴い、 ソフトウェア開発/保守/販売業務を維持して行くコスト負担を鑑み、 ライセンス料金を一律で20%アップで対応する方針となりました。
(※同時にTRYCUT3000/5000の台数年割引率や、 代理店様向け価格も一律20%上げとします。)
TRYCUT2000価格表
TRYCUT3000価格表
TRYCUT5000価格表

 TRYCUTの販売開始以降(約24年)、 価格変更を行わない努力を行ってまいりましたが、 このたびの社会情勢の変化に追従するためにも、 やむを得ない判断となりました。ご理解賜りますようお願いいたします。

 なお改定までの期間、従来価格(現価格)を適用した、 前倒し更新や永久ライセンスへの切り替えも可能です。
詳細につきましては、regist@trycut.com までご相談下さい。

 なお次回更新時のお知らせメールなどでも順次お知らせして行く予定です。

Jキー/Iキー(終了位置への工具復帰機能)について - 2022/03/15
 TRYCUT2000/3000/5000のヘルプへの記載漏れ機能(キー操作)が2件ございますので お知らせしておきます。 (※TRYCUT5000の最新Ver2.40のヘルプには記載済、 2000/3000では今後リリースされるヘルプに記載します。)

いずれも加工シミュレーションの途中終了後に行う操作で、 TRYCUT2000/3000/5000全て共通の仕様になります。

・ Jキー :干渉検出位置への復帰(※繰り返し押すと往復移動)

・ Iキー:ESC操作などの強制終了位置への復帰(※繰り返し押すと往復移動)

 シミュレーションの途中終了には、ESCキー操作による強制終了や、 干渉検出時による自動停止がありますが、 現状の仕様では終了時はシミュレーション開始直前の位置に戻すことにより、 再実行(※通常はCキーで切削部UNDO後)を行いやすい状態にしています。
 その反面シミュレーション後は干渉具合が把握しにくいという難点があるのですが、 これらのキー操作により干渉状態の確認が行いやすくなります。

FAX番号変更のお知らせ - 2022/02/24
 このたび新しく制定されました「電気通信事業法の改正」により、 弊社FAX番号を変更することになりました。

旧: 03-6730-1751
新: 050-3385-8027

 既に新しいFAX番号での運用が開始されていますが、 当面(3月中旬まで)は旧FAX番号の使用も可能です。 今後、FAX等により書類の送付が必要になるユーザー様には、 改めて連絡させていただきます。

TRYCUT5000の100%終了時不良の対策版 - 2021/11/12(2022/03/09更新)
 最近の傾向ですが、TRYCUT5000シミュレーション終了時(100%到達時)、 メニュー等グレー表示されたままの状態で、 次の操作が出来ない問題が極稀に発生する傾向があります。 再現性が低いため報告いただいていないケースもあるかと思われますが、 日々の運用で利用されている場合、 1日に1回ぐらいの比率で起きている可能性もあります。

 本問題に関しましては、 Version2.39(2022/03/01)以降のバージョンで対処されています。

 本件の根本原因につきましては、 OSの挙動の変化、コンパイラの仕様変更や不備、TRYCUT5000側処理の問題など、 関連する箇所が多岐に渡りますが、 従来の環境では表面化していなかっただけで、 TRYCUT5000側の処理にも一部不備が見つかり修正したものです。

Windows 11上での動作確認 - 2021/10/22
 2021年10月5日、マイクロソフトから正式にWindows11がリリースされました。 弊社ではソフト開発者向けにリリースされているPreview版でも動作確認を行ってきましたが、 今のところTRYCUT2000/3000/5000は全て問題なく動作することを確認しています。

 またWindows10の2004/20H2/21H1/21H2/22H2における日本語IMEの問題 が修正されているかどうかも注視してきましたが、 Windows11(21H2/22H2)では弊社が報告していた部分は改善されたようです。 (※誤動作していた他のアプリケーションでも同じことが言える可能性が高いです。)

 注意する点としましては、Windows10/Windows11双方ともに21H2/22H2バージョンがリリースされたのですが、 改善されているのはWindows11側だけという部分です。
 Windows11に関しましては、新しいIMEを利用していても、 TRYCUTの誤動作していた旧バージョンは問題なく動作するようになっています。

 今後も状況を注視してまいりますが、万一Windows11にアップデート後に誤動作するケースがありましたら、 まずは support@trycut.com までご連絡お願いします。

ノードライセンス認証エラーの対処方法 - 2021/07/30
 ノードライセンスの認証時のエラーは、大きく分けて以下3パターンがあります。

(1) 認証済みライセンスキーの利用
(2) ハードウェア構成の変化
(3) TRYCUT3000/5000側の不具合

 それぞれには様々な理由/背景がありますが、 中には複合要因でエラーになっているケースもあります。 それぞれ対処する方法がありますのでお困りの場合には以下をご参照ください。
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(1) 認証済みライセンスキーの利用
  認証済みのライセンスキーを利用してしまう背景には、 ユーザー部署での様々な経緯/環境変化により、 やむを得ない事情(事例は省略)が多々あります。 お困りの場合には、まずは support@trycut.com までご連絡お願いいたします。 認証サーバー側の認証(ロック)解除や、一定期間の臨時ライセンス発行など、 運用に支障を期さないように対処させていただきます。

(2) ハードウェア構成の変化
 昨今のハードウェアやOSの進化に伴い、 稼働環境の増設や、OS内での仮想環境(別ハードとみなす)の構築、 USBポートの抜き差しなどが原因で、 TRYCUT3000/5000側がハードウェアの変更を誤って検知してしまうことが起因したものです。
 例えばメール認証でエラーが起きる問題などは、これが原因になっていることが多いです。
 本件に関しましては、TRYCUT3000ではVersion2.68以降、 TRYCUT5000では、Version2.34以降で根本改善を行いましたが、 改善不備もありオンライン認証時に環境によっては次の(3)の問題(解決済)が起こるようになりました。

(3) TRYCUT3000/5000側の不具合
 現在発覚している問題は、解決済みで最新バージョンにも反映されていますが、
TRYCUT3000 Version2.71以降
TRYCUT5000 Version2.38以降
旧バージョンで問題が表面化したとしても、通常操作(後述)で解決できます。

 問題の内容は、ノードライセンス更新時の認証操作で、 更新のライセンスキー入力後、直ぐにオンライン認証せず、 後から認証を行う場合に発生する問題で、起動時の認証など 「認証が正常に行われませんでした。」を繰り返すケースがあります。 本現象は環境依存で、複数のネットワーク機器を持っているPCや、 仮想環境などを構築している場合に表面化するものです。

 本件は、以下の操作手順で解決します。
「ヘルプ(H)」→「ライセンス状況と登録(L)」にてライセンスキーを再度入力後、
「ヘルプ(H)」→「ライセンス認証(A)」
の方からオンライン認証を行えば正常に認証が完了します。

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 今のところ、上記3パターンの問題がありますが、 (2)のハードウェア構成の変化に関する問題や、 (3)のTRYCUT3000/5000側の問題は、 今後も新たなものが発生する可能性はあっても、 一過性で改善されてゆくものと想定しています。
 一方、(1)に関しましては、予測不能な背景があり、 今後も異なるケースで起きると想定しています。 その他、弊社が未だ把握できていない問題もあるかもしれません。 お困りの場合には、まずは support@trycut.com までご連絡お願いします。

Win10 2004/20H2/21H1/21H2/22H2 IME問題の状況 続報 - 2021/03/12
本稿は、Windows10 2004/20H2/21H1/21H2/22H2をお使いで、 かつ新しいIME(インストール直後の状態)を利用されている方向けに書いていますが、 それ以外の方にも知っておいていただいたほうがいい内容です。

 昨年9月のトピックス、 Windows10 Version2004から日本語/中国語IMEの仕様が変わったことにより、 様々なアプリケーションで誤動作することが報告されてきました。 TRYCUT2000/3000/5000でも従来バージョンでは同様でした。
 マイクロソフト社は 対策報告ページにて、 一時的な回避策として「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」方法の紹介や、 対策状況の報告を行っていますが、現時点で改善に至った部分は未だ一部の可能性があります。

 Windowsの更新が入るたびに確認していますが、 2021/11/18現在の2004/20H2/21H1/21H2/22H2でTRYCUT2000/3000/5000の従来バージョンを試すと、 やはり問題はそのまま残ったままです。 弊社以外のアプリケーションベンダーも同様との話を聞いています。
 マイクロソフトもOS(IME)側のバグという認識のものもあるようですが、 アプリケーション側で表面化する全ての問題に対して、 その認識に立っているか否かは不明で、 将来的に改善されない可能性を想定しておく必要があります。
※今秋リリース予定の開発者向けWindows11 21H2上では、 新しいIME上で従来のTRYCUTも正常動作? Windows11では修正が入る可能性あり。2021/07/01更新)

 弊社もアプリケーション開発者の立場から、 マイクロソフトに報告を行うことと、 アプリケーション側での回避策を探ることを目的に、 分析を行いましたところ、 TRYCUT2000/3000/5000に関しましては、 「応答なし」問題の回避処理の一部欠陥?(厳しい見方で)が、 ハング状態にさせている因子であることが判明しました。
 本件に関しまして至急対策版を公開いたしましたが、 対策時のものは一部不備(使い方によっては無症状)がありました。 混乱を招きましたユーザー様には深くお詫び申し上げます。 2021/3/10に公開いたしました以下最新バージョンにて、 ようやく安定した状態になってきたと判断しています。

TRYCUT2000(32bit) Professional(R27Z)
TRYCUT3000 Version2.70
TRYCUT5000 Version2.37

TRYCUTに関しましては、 最新バージョンを含め今後リリースするバージョンをご利用いただく限りは、 IMEのバージョンに関わらず問題は無くなります。


※日本マイクロソフト技術サポートには、 弊社ソフト(従来バージョン)がハング状態になっていた分岐点の詳細内容は報告済です。 (ただし、日本語IMEの開発/メンテネンスは米国内)

※マイクロソフトは、従来から次期Windowsのプレビュー版を、 アプリケーション開発者向けに事前提供していて、 弊社はその都度動作確認を行ってきましたが、 Windows10以降は最終バージョンという見方で、 その確認を省略していました。 今回のようにBuild No.の更新でも、OS側の仕様が大きく変わることがありますので、 今後はこの動作確認作業を行うように方針変更いたします。

※今回の教訓として、Windowsの自動更新のタイミングでの動作保証が困難であることから、 日頃から特に問題なく運用できているユーザー環境では、 Windowsの更新とアプリケーションのバージョンアップに関しては、 目的なく行うことは避けるという見方を推奨せざるを得ません。


ハードウェア変更検知の抑制と留意点 - 2021/03/11
 昨今のWindowsの内部仕様変更や、 仮想環境(Hyper-Vなど)の対応などにより、 ハード的に変更がないのにも関わらず、認識できるハードウェアの構成が、 変化したように見える傾向が出てきています。
 このことが起因してTRYCUT3000や5000においても、 ケースによっては認証エラーが出てしまう問題がありました。

 このたび、
TRYCUT3000 Version2.68
TRYCUT5000 Version2.34
を境に、これら過敏な変更検知を抑制する処置をとっていますので、 お困りのケースがありましたら、 これらバージョン以降に更新してご利用いただけますようお願いいたします。

<ご利用上の留意点>
 上記改善の性質により、変更検知の抑制を行ったバージョン以降と、 従来バージョンでは、同じPC上でも異なるPCとして認識するケースがあります。
 同じPC上で新旧のバージョンを同時利用するような場合には、 この性質をご理解いただいた上での運用をお願いいたします。

 いずれに致しましても、新しいバージョンに統一していただけましたら、 この留意事項は無くなります。 また余程のハードウェア変更(例:マザーボード入れ替えなど)がない限り、 不用意なハードウェア変更検知は無くなると思われます。

 今後も認証エラーなど何かお困りのことがありましたら、 support@trycut.com までご連絡お願いいたします。

Intel HD Graphics動作不良の対処方法 - 2021/03/10
 比較的古いPCになりますが、Intel社製CPUに内蔵のGPU(Intel HD Graphics)を ご利用されている方への報告です。

 Windows10の自動更新に伴いグラフィックドライバーが更新されてしまうと、 動作不良を起こすケースが各方面で報告されています。
 弊社ソフトのTRYCUT5000(OpenGL使用)においても起動が異常に遅くなるなど問題を確認しています。

 あくまで弊社内での対処方法になりますが、 一旦グラフィックドライバーを削除して再起動すると、 表面上は同じバージョンのドライバーがインストールされるのですが、 動作は正常になっているようです。 他にも色々と報告されていますので、解決しない場合にはWEB検索してみて下さい。


<2021/03/10以下追記>

 なおTRYCUT5000 Version2.37では、 問題が解決できない環境のために、 初期設定ファイル(Ctrl+F1)の[Define]セクションに対処設定を追加(暫定)いたしました。

指定方法:
OPENGL BUFFER = NOT SPECIFIED

上記設定を[Define]セクションに追加することにより、 問題が解消するケースがありますので、お困りの場合にはお試し下さい。

※問題の真相は解明できていまぜんが、 グラフィック表示にOpenGLを利用するアプリケーションでは、 OpenGL(ハードウェア)の初期化時に描画バッファの使い方で通常はダブルバッファ(ちらつき防止のため)を明示的に指定しています。 (TRYCUT5000も同様)。
 本件の問題が出る環境では、その指定を止めると正常になるケースがあるようです。 未指定でもちらつきは発生していません。内部的にはダブルバッファで処理しているようです。


Windows10 2004上の不具合対応版公開 - 2020/09/25
 Windows 10バージョン2004の新しいMicrosoft IMEにおいて、 TRYCUTがフリーズする問題に対しまして、 まずは本体モジュールのみになりますが、本日対応版をリリースいたしました。 (※9/29〜30、セットアップ/アップデート形式のモジュールも更新)

TRYCUT5000 Version2.34(2020.09.30版)
TRYCUT3000 Version2.68(2020.09.30版)
TRYCUT2000(32bit) Professional(R27X)(2020.09.29版)

 本対応は、マイクロソフト(Windows)側の修正ではありませんが、 弊社内で詳細を調査しました結果、 Windows側処理の厳格化による側面も見られることから、 TRYCUT側の処理改善で対処したものです。

 これらTRYCUTの最新モジュールを利用する上では、 マイクロソフト社が推奨する「以前のバージョンのIMEに変更」の必要はありませんが、 未だ未解決の問題も残っているようですので、十分ご留意の上運用していただけますようお願いいたします。

Windows10 2004キーボード問題解決方法 - 2020/09/13
 9月8日よりWindows 10バージョン2004(May 2020 Update)向けの累積アップデート「KB4571756(Build 19041.508)」 の配信が開始されましたが、本アップデートにおきまして、日本語および中国語のIMEにおいて、文字入力ができないなどといった不具合が起きる可能性が報告されています。

 自動アップデートの場合、9/13時点においてはPCによって更新される場合と、されていない環境があると思われますが、 TRYCUTの操作環境においても、 ファイル関連ダイアログのキーボード操作後に問題が表面化してしまうという報告が届いています。 9/16には弊社PCの多くが自動更新の対象になりTRYCUT2000/3000/5000にて再現(再現方法は後述)しています。

 本件に関しまして当面の対処方法としましては、
以前のバージョンの IMEに変更(こちらのページの回避策参照)
することで解決できます。TRYCUTの操作においても同様です。

 取り急ぎ、報告させていただきます。

※TRYCUTにて現象が発生した場合、TRYCUT自体もフリーズ(無反応)状態になり タスクマネージャー(Ctrl + Alt + Del)にてTRYCUTプロセスを強制終了させるなどの対応が必要になります。

※TRYCUTにおける再現方法
ファイル関連ダイアログにて、存在するファイル名をあえてキーインで指定して、 その後ある程度待ち時間のかかるような処理をさせます。
・TRYCUT2000/3000の再現例
「被切削材(W)」→「DMF,STL,,,読み込み(L)」にて、 存在するSTLファイルをあえてキーインして[Enter]キー。
・TRYCUT5000の再現例
「NCデータ(N)」→「選択して最適被切削材定義(W)」にて、 存在するNCファイルをあえてキーインして[Enter]キー。
※本件は、5月のフィーチャーアップデートの時点で既に他アプリケーションで発覚していて、 Microsoft社も認識している問題です。 今後のバージョンでの修正が予定されているとのコメントは見られますが、 9/17時点では未だ見通しの発表がない状態です。 状況が変わりましたら、またこちらで報告させていただきます。

法人ライセンスの在宅使用について - 2020/03/04
 このたびの新型コロナウイルス対策におけるテレワークへの移行の影響で、在宅での使用についてのお問い合わせをいただいています。

 まずTRYCUT3000/5000のネットライセンスに関しましては、もともと在宅や出張先での使用を踏まえたものですので、 使用場所(IPアドレスなど)や使用PCに制限を加えていません。同時使用台数という制限内であれば自由にお使いいただけます。
 ただし台数制限で起動できない場合、誰が使用中かの確認は困難になりますので、 各人の使用時間の取り決めなどには十分ご留意下さい。

 一方、TRYCUT3000/5000のノードライセンス、ならびにTRYCUT2000のライセンスは、 個別のPC(ハードウェア)に対してのライセンスになります。ノートPCのように自由に持ち運びできる場合には問題ございませんが、 別のPCにライセンスを移行させたい場合などは、マシン変更の手続きが必要になります。
 TRYCUT3000/5000の場合は管理者権限で起動できる場合は、 起動後「ヘルプ(H)」→「ライセンス状況と登録(L)」→「マシン変更」から行えます。 管理者権限で起動できない場合やTRYCUT2000に関しましては別途 regist@trycut.com までご連絡下さい。

 また、更新期限前のノードライセンス増設やネットライセンスの同時使用台数増設を希望される場合、 ライセンス料を月割り計算させていただきますので、regist@trycut.com までお申し出ください。

Windows 7のサポートについて - 2020/01/15
 2020年1月14日(日本時間)、マイクロソフトによるWindows 7のサポートが終了いたしました。 一方、Windows 7に関しましては現時点において未だ多数のユーザー様の環境で稼働されています。

 このような現状から、原則としてTRYCUT2000/3000/5000の動作確認OSから除外はさせていただきますが、 あくまでも確認作業を行わないだけで、今後のバージョンにおいてもWindows 7上で動作制限を加えない方針です。
 またTRYCUT2000/3000/5000の各インストーラーは今後もWindows 7上で動作可能です。

 ただしマイクロソフトからのセキュリティーアップデートが無くなった状態ですので、 利用される場合には、十分注意を払っていただけますようお願いします。

リリースモジュールの構成変更ついて - 2019/12/12
 2020年1月14日のWindows 7のサポート終了に伴い、 弊社内のTRYCUT3000/5000実行モジュールを作成するために利用している環境(コンパイラ/リンカ)も新しく更新いたします。
 通常これら開発環境は、OSメーカーやCPUメーカーが提供しているもので、 弊社TRYCUT3000/5000のモジュール開発では以下のものを利用しています。

 現行:Microsoft Visual Studio 2005 (SP1)
 移行後:Microsoft Visual Studio 2015 update3

 本件により機能自体に変更が加わるものではありませんが、 一部のファイル関連ダイアログの表示が新しいスタイルになることと、 若干ではありますが現行の標準版に比べシミュレーション速度が向上(約2%程)する傾向があります。

 現在の最新リリース版
TRYCUT3000 Versin2.63以降TRYCUT5000 Versin2.29以降
では、 "将来の標準版"として新しい環境で作成されましたモジュールも先行リリースしています。 もしご確認いただけるようでしたら合わせてダウンロードしていただけましたら幸いです。

 今回のリリースでは一時的にモジュール名を、
・TRYCUT3000は"TRYCUT_2015.EXE"
・TRYCUT5000は"TRYCUT5000_2015.EXE"
という名称にしていますので、従来の標準モジュールとの共存も可能です。
(※TRYCUTの実行モジュールは名称を変更しても特に問題ありません。)

 なお、現行のAMD系CPU最適化版とIntel系CPU最適化版は、 モジュール作成環境の更新に伴い一旦標準版に一本化させてさせていただく予定です。
 一方、AVX / AVX2 などに対応したCPU向けの最適化モジュールは別途テストを行っています。 将来的にレスポンス面での効果が見られる場合にはリリースを検討させていただきます。

消費税改定(10月1日)に伴う価格変更について - 2019/10/01
 2019年10月1日より消費税率が8%→10%に改定されました。 TRYCUT2000/3000/5000の各ライセンス料に関しましては、 税抜き価格は変更ございませんが、税込価格につきましては変更となります。
 それぞれの改訂後の価格は以下をご参照ください。

・TRYCUT2000: 価格表
・TRYCUT3000: 価格表
・TRYCUT5000: 価格表

 なお、現時点では今回の消費税変更以降の変更は予告されていませんが、 税抜き価格に関しましても、経済情勢の大幅な変化(インフレ、デフレなど)が生じた場合には、変更する場合もございます。
 今後のライセンスご申請時にも、必ず当HP上に掲載している最新の価格表をご参照いただけますようお願いいたします。

9月以前のライセンスご申請に関しましては、お支払いのタイミングに関係なく、 従来の消費税8%を適用させていただきます。

ATLファイル指定の不具合改善について - 2019/01/03
 従来から対応していました TTLファイル内のMAGAZINE文より前に指定するATLファイルの設定(仕様/ヘルプ)が、 昨今のOSなど環境によって無視されていた問題(TRYCUT2000/3000/5000共通)が発覚し、 2019年1月2日リリース版(TRYCUT2000/ 3000/ 5000)にて改善いたしました。

 この機能はかなり以前から対応されていた基本的なものでしたが、 TTL定義の効率化を目的にしたものであり、ATLファイルの定義が無視されても、 それで致命的に使えなくなるような性格ではなかったことから、 弊社内で把握する機会が設けられず、また不具合の報告も受けなかったことが、 遅ればせながらの対応になってしまった理由かと思われます。

 ようやく今回の最新バージョンにて対処することになってしまいましたが、 今まで利用することを試されていた方々におかれましては、 ATLファイルの指定が無視されてしまい、使用を断念されているケースもあるかと思われます。
 お心当たりがありましたら、今一度新しいバージョンでお試しいただけますようお願いいたします。

 なお、今回の新しいバージョンでは、 各工具で指定するARBOR/ARBOR2/ARBOR3定義の代わりにも指定可能(ヘルプ) にしていますので、 利用方法によっては従来よりTTL(ARBOR)定義の効率化が図れる可能性があります。

注意:今回のバージョンからATLファイルを指定しているTTLでは、その指定が有効化されてしまいますので、 万一ATLファイル指定がそのまま残っている場合には、 逆に有効化されてしまうことで混乱を招くケースもあり得ます。 この点に関しましては十分留意してお試しいただけますようお願いいたします。

複合形状工具の定義について - 2018/12/01
 従来より現行の工具定義では吸収できない複雑な形状の工具についての対応で数件ご要望をいただいてきましたが、 潜在的にはより多くの要望があると考えらえます。

 例えば、センタードリルや、複数枚の砥石が並んでいるような形状ですが、 それぞれに専用の定義文を用意、 もしくは図形情報(線分・円弧列など)での定義が理想ではありますが、 対処することによる副作用(他機能のレスポンスダウン)などを勘案して現状では対処していません。

 一方、変則的な利用形態になりますが、TRYCUT5000では、 複数の工具をレイアウトする「くし刃定義」(TTL内のLAYOUT1文使用)を可能としています。
 目的は異なりますが、同じ位置にレイアウトされた場合、 例外として複合形状工具(アクティブ工具)として処理するように改善 (Version2.26より)しています。 (※Version2.25以前は不用意に干渉を認識)

◎複合形状工具の定義(以下2項目で調整)
LAYOUT1/0,0,0 の定義を多重工具全てに挿入
・2本目以降の主軸方向のレイアウト(ずれ)をSHIFT文でマイナス指定

サンプルTTL multi.ttl

 本サンプルのTTLを利用する場合は、先頭の工具"T01"を選択した時に、 T02も複合形状工具として認識します。

 本件(LAYOUT1文の流用)に関しましては、一部のケースでは実績を積んでいますが、まだまだ十分な検証は行われていません。 問題点やご不明な点がありましたら support@trycut.com までご連絡下さい。


備考:

・TRYCUT5000は5軸加工機向けのシミュレータではありますが、3/4軸の加工機にも対応できます。 またTRYCUT5000のライセンス取得環境では3軸向けのTRYCUT3000も同時に動作可能です。

・TRYCUT2000/3000/5000共通の仕様として、 「アーバー/テーパー干渉時チェック」で「しない/定義形状で強行切削」を選択すると、 LENGTH2/3やARBOR定義部分でも強行切削します。
 例えばセンタードリルのテーパー部形状自体はLENGTH2/3やARBOR2/3でも表現可能です。 このような工具の場合、ホルダーの干渉チェックは行えなくなりますが、 加工結果のみの検証で利用するような場合には強行切削を選択するという手段もあります。

加工見積時間のズレの調整について - 2018/10/18
 加工見積時間のズレのご報告をいただく中で、 一部のNCデータだけ大きく外れるケースがあるとのご報告をいただくことがあります。
 例外はあるかもしれませんが、分析してみますと、 おおよそNCデータ全般に微小距離のブロックが連続している傾向のNCデータのみ、 実機での加工時間と比較して異常に長く算出されるという傾向があることが判ってきました。
(※本件は、TRYCUT2000/3000/5000共通の問題)

 原因を調査しました結果、 MTLファイル(F4キー)で設定している各軸の加速度の設定が小さ過ぎることによるものであることが最近判明してきています。

 もし同じような傾向がある場合には、一度MTLファイル(F4キー)内での加速度の設定を調整してトライしていただけますようお願いいたします。

<設定例>
MAXIMUM ACCELERATION(X) = 5.0
MAXIMUM ACCELERATION(Y) = 5.0
MAXIMUM ACCELERATION(Z) = 5.0

 インストール直後の初期状態のMTLファイルでは各軸の設定値が0.5になっていますが、 例えば上記のように5.0に変更してみて算出値がどのように影響するかを検証していただければ、 加速度がどれぐらいであるべきかが把握できてくるはずです。

工具番号の最大数(200)の増加方法 - 2018/08/07
 TRYCUT2000/3000/5000の工具番号の最大数は初期状態で200になっていますが、 実機において200番代以降の工具番号を利用されているケースもあります。

 TRYCUT側の最大数の制限はあくまでも初期状態の設定によるもので、 従来から初期設定ファイル(Ctrl+F1)の設定で、最大数を増やすことができるようになっています。 設定方法は[Define]セクションに以下例のように記述して下さい。

MAX MAGAZINE=500

この設定例により500番までの工具番号が利用可能になります。

 なお一般的には、マガジン番号とNCデータから指令する工具番号は別物になっているケースが多いのですが、 上記のような対処方法で解決してしまうこともあり、 マガジン番号=工具番号として、現状ではマガジン番号ごとの工具番号定義文は用意されていません。 今後の状況(要望数)次第で対応することも検討しています。

(以下追記)

 また工具編集用の専用エディタTRYToolをご利用の場合も、 TRYToolインストールフォルダ下の"TRYTool.ini"内で、

Magazine Max=500

のように定義することで最大本数の指定が可能になっています。

振込先銀行の行名変更について - 2018/04/01
この度2018年4月1日より、 弊社振込先の「三菱東京UFJ銀行」の商号変更に伴い、 下記の通り銀行名が変更になりますのでお知らせいたします。

旧行名 : 三菱東京UFJ銀行
  ↓
新行名 : 三菱UFJ銀行(ミツビシユ―エフジエイギンコウ)
     英文名:MUFG Bank,Ltd.

今回の変更は銀行名のみで、 支店名/口座種別/口座番号、 ならびに海外からの送金時のSWIFT CODE="BOTKJPJT"(8桁)などは、 従来と変更ございません。

詳細は三菱UFJ銀行の案内ページをご参照下さい。

以上、今後とも宜しくお願い致します。

TRYCUT5000被切削材(ワーク)目線での描画対応 - 2018/03/17
 このたびTRYCUT5000のVersion2.23(モジュールのみ更新)にて、 被切削材(ワーク)目線での表示対応を行いましたのでお知らせいたします。

 TRYCUT5000は動作機構のシミュレーションも対象にしているため、 実機と同じように機械設定を行った場合、 テーブル側の移動や回転動作に追従してワーク側も動作するため、 特にシミュレーション中は加工部分の状況確認が行いにくい場面があります。
 本件は、これらの問題を解消するためのもので、 従来からTRYCUT5000の要望項目にもあげられていたものです。

 "["キーと"]"キーにて切り替え操作が行えるようになっています。 仕様の詳細は、こちらを参考にして下さい。

SDKのBOXデータ読み込みサンプル差し替え - 2018/01/27
 従来からTRYCUT2000/3000向けで公開していましたSDKのtrloadの機構を利用したBOXデータ読み込みサンプル(DLL)ですが、 このたび処理の改善を加え中身を差し替え(再アップロード)いたしました。

 あくまでも改変していただくことを前提に、雛形としてソース(C++言語)とDLLを公開していたものですが、 そのまま実務適用(上流システムからのワーク形状I/F)されているケースも見られます。
 一方、数値の区切りとして許されるのが「空白(ブランク)ひとつだけ」という利用してはじめて判るような条件など、 暗黙の制約が色々とあり、BOX形式出力側の処理が複雑化することから、 この機会に従来処理の欠点を改善したものです。

<従来からの改善点>
・1行の文字数を100→1000文字まで増加
・数値の区切りは、空白だけでなくカンマやTABでも読み込み可能に
・"(" の後に空白があっても読み込み可能に
・区切りの空白が複数入っていても読み込み可能に

 本改善は仕様変更ではなく、読み込み処理を柔軟にしただけのものです。 既にご利用いただいている場合や、これら問題点でお心当たりのある方は、 将来的な問題回避にも繋がりますので、 なるべく差し替えてご利用いただけましたら幸いです。

回転ヘッド型5軸機のTABLE1設定の見直しについて - 2017/11/27
 本お知らせは、以下2項目の双方に該当するユーザー様向けの情報です。

・回転ヘッド型5軸機(マスター回転軸,スレーブ回転軸共にヘッド側)を定義
機械構造物間干渉チェック(マシンシミュレーション)を利用

 TRYCUT5000にて回転ヘッド型5軸機(ROTARY TYPE=HEAD)を設定されている場合、 仕様上テーブル(バイス設置台)側形状の設定は、 "TABLE MODEL"を利用することを想定していますが、 従来から回転ヘッド型にもかかわらず"TABLE1 MODEL"側でSTLファイルをインポートしておかないと、 不用意にテーブルが自動定義されてしまうという不具合があり、 "TABLE1 MODEL"側でテーブルを定義するのが通例になっていました。 (※本件はVersion2.20にて修正済)

 従来までの使い方では、このような設定による暫定処置でも、特に問題になることはありません。

 一方、このたび(Ver2.18以降)機械の構造物間干渉チェック(マシンシミュレーション)機能を追加したことに伴い、 もともと回転動作が伴うことを想定しているTABLE1は、 回転テーブル型5軸機のマスター回転テーブル、 もしくは混合型5軸機の回転テーブル部として処理されるため、 回転ヘッド型では誤動作(チェックの誤判断)する可能性が出てきました。 またHEAD2とTABLE1間での干渉チェックも、5軸機の構造上あり得ない組み合わせのため、 チェック設定が用意されていません。

 今後、回転ヘッド型5軸機の構造物間干渉チェックを利用される場合には、 まずはVersion2.20以降の実行モジュールにアップデートしていただき、 必要に応じて、MTLファイル(F4キー)内での設定を以下のように変更してご利用いただけますようお願いいたします。

"TABLE1 MODEL""TABLE MODEL"
"TABLE1 MODEL OFFSET""TABLE MODEL OFFSET"

TRYCUT5000機械構造物間干渉チェック - 2017/10/23
 TRYCUT5000 Version2.18より、機械構造物間の干渉チェック設定を、 初期設定ファイル(Ctrl+F1)[Define]セクションにて、対象ごとに指定できるようにいたしました。 今のところ以下の組み合わせが対象になります。(Ver2.21以降起動後も変更可 - 2017/12/02追記)

組み合わせ回転軸の構成
(MTLファイル内のROTARY TYPE)
工具 vs バイス 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
工具 vs TABLE2 間の干渉チェックTABLE
工具 vs TABLE1 間の干渉チェックTABLE/MIX
工具 vs TABLE 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
工具 vs BASIC 間の干渉チェック(V2.19以降)HEAD/TABLE/MIX
ARBOR vs バイス 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
ARBOR vs TABLE2 間の干渉チェックTABLE
ARBOR vs TABLE1 間の干渉チェックTABLE/MIX
ARBOR vs TABLE 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
ARBOR vs BASIC 間の干渉チェック(V2.19以降)HEAD/TABLE/MIX
HEAD2 vs ワーク 間の干渉チェックHEAD
HEAD2 vs バイス 間の干渉チェックHEAD
HEAD2 vs TABLE 間の干渉チェックHEAD
HEAD2 vs BASIC 間の干渉チェック(V2.19以降)HEAD
HEAD1 vs ワーク 間の干渉チェックHEAD/MIX
HEAD1 vs バイス 間の干渉チェックHEAD/MIX
HEAD1 vs TABLE1 間の干渉チェックMIX
HEAD1 vs TABLE 間の干渉チェックHEAD/MIX
HEAD1 vs BASIC 間の干渉チェック(V2.19以降)HEAD/MIX
HEAD vs ワーク 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
HEAD vs バイス 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
HEAD vs TABLE2 間の干渉チェックTABLE
HEAD vs TABLE1 間の干渉チェックTABLE/MIX
HEAD vs TABLE 間の干渉チェックHEAD/TABLE/MIX
HEAD vs BASIC 間の干渉チェック(V2.19以降)HEAD/TABLE/MIX

 現時点では、あくまでも暫定仕様として設定ファイルでのみ指定可能にしているものですが、 将来バージョンでは、「構造物干渉チェックの設定(M)」ダイアログを追加し、 起動後の変更も可能にする予定(本件Ver2.21にて対応 - 2017/12/02追記)です。

※従来バージョンで暫定仕様で公開していました「工具とバイス,TABLE類間の干渉チェック」は、 工具先端だけを対象にしたものでしたが、本バージョンから工具全体を対象にしています。
※くし刃設定を行っている工具での加工中は、 「工具とバイス,TABLE類間の干渉チェック」のみの対応になっています。 今後のご要望に応じて仕様追加する予定です。

TRYCUT5000のワイヤーカットへの適用例 - 2017/08/18
 TRYCUT5000は当初は回転軸2軸を含む同時5軸機を想定して開発されてきたものではありますが、 旋盤やワイヤーカットなど想定していなかった分野での利用を要望されるケースも多々あります。

 このたびユーザー様のご協力によりサンプルデータ公開ページに、 ワイヤーカットへの適用例(ケース4)を追加掲載させていただきましたのでお知らせいたします。

 NCデータ文字列置換機能REPLACE文を駆使して実現した特殊例ではありますが、 実務で利用できるレベルに至った適用例でもあります。 ワイヤーカットでの利用を検討される場合にはぜひ参考にしていただければ幸いです。

ネットライセンス起動時の待ち状態表示対応 - 2017/07/30
 前回、ご報告(2017/06/17)させていただきましたネットライセンス起動障害に伴う混乱緩和のため、 このたびリリースさせていただきました
TRYCUT3000 Version2.55
TRYCUT5000 Version2.14
より、ネットライセンス起動時に待ち状態(「ただ今接続中です。しばらくお待ち下さい。」)のダイアログボックス表示を行っています。
※他の改善点(3000側,5000側) 不具合対策(3000側,5000側)

 通常は瞬時もしくは数秒でインターネットを経由したライセンス認証は完了し、 このダイアログボックスは表示されなくなりますが、 認証が瞬時であるか否かに関わらず表示する仕様といたしました。

 前回報告時の説明にもありますように、ネットライセンスによるライセンス認証は、 まずはメインの認証サーバーへのアクセスを試みますが、 不測の障害によりアクセス出来ない場合(タイムアウトが数十秒)でも、 それぞれ系統の異なるサブサーバー(予備2台)で順次認証を行う仕組みになっています。 TRYCUT3000/5000の強制終了を行わない限り、通常では、 しばらくお待ちいただければサブ認証サーバーによる認証で起動が行われます。

 今回の対応は、認証(起動)が遅い場合の混乱を回避することが主たる目的です。

★ご報告★ネットライセンス起動障害について - 2017/06/17
 6月15日(木)〜16日(金)夕刻頃まで、一部のIP帯域から、メインのライセンス認証サーバーにアクセスできない障害が発生していました。 原因は、上位機関においてDoS/DDoS攻撃(弊社がターゲットではない)への対抗処置として一部IP帯域からのアクセス制限を行っていたことによるものでした。
 この制限は16日昼過ぎに解除されアクセス可能になりましたが、 その反動でアクセスの集中するタイミングが短い単位で幾度か発生し、しばらく不安定な状態が続いていました。

 この問題により、TRYCUT3000/5000のネットライセンスで利用されている一部ユーザー様におかれましては、 起動が異常に遅く(起動までに数十秒)なってしまったり、一時的に起動できない現象も起きていた可能性がありました。 これら起動障害に遭遇されましたユーザー様には、大変ご迷惑おかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

 しばらくの間、推移を見守ってきましたが、現在はIP制限も解除され正常起動できるようになっています。

 参考までですが、ネットライセンスによるライセンス認証は、 まずはメインの認証サーバーへのアクセスを試みますが、 万一今回のようにアクセスが出来ない場合(タイムアウトが数十秒)でも、 それぞれ系統の異なるサブサーバー(予備2台)で順次認証を行う仕組みになっていますので、 TRYCUTタスクの強制終了を行わない限り、 通常では、しばらくお待ちいただければサブ認証サーバーによる認証で起動が行われます。
 一方、現行ではこの待ち状態の間でも、状況を知らせるダイアログを出力していないため、 タスク・マネージャーのような別ツールを利用しない限り、 起動されていること自体が確認できないため、 2重起動させるなど混乱を招いてきた可能性があります。 今回の事態を重く受け止め、 このようなケースでの待ち状態表示や、認証中の2重起動防止など検討しているところです。

 補足になりますが、一般的にDoS/DDoS攻撃は様々なレベルのものが日々発生しています。 世界的規模のものから、国単位、特定法人、個人に限るものまで目的も規模も様々です。 ウィルス感染が原因になることも多く、 インターネットのみならず社内LAN(イントラネット)も対象になることがあります。
 今回のケースは、ある程度広域の障害ではありましたが、 別系統のサブ認証サーバーは2台とも正常にアクセスできていたことを確認しています。

干渉情報ログ(interference.txt)仕様明確化 - 2017/06/12
 TRYCUT2000/3000/5000では、各種干渉項目の設定で一時停止(STOP)を指定している場合、 検出された干渉箇所と干渉の種類を外部ファイルのログ(interference.txt 又は interference2.txt)に出力していますが、 将来的な仕様追加に伴う記述変更の可能性を考慮し、この部分の仕様(記述形式)を明確にしてきませんでした。
 一方、最近では起動オプションを利用した利用形態が増え、ログ参照による分岐処理など、 記述形式を正確に把握する必要性も増してきています。

 これらのことを勘案し、今後仕様変更する必要がないか否かなど検討し、 一部仕様調整を行った上で仕様の明確化を行いました。それぞれWEB上の最新ヘルプに記載いたしましたので、 必要な場合には以下をご参照下さい。

ヘルプ内「干渉情報ログ」仕様の記載ページ(2000用3000用5000用)
また、この記載仕様に合致しているバージョンは、それぞれ
TRYCUT2000 Professional(R27L)以降
TRYCUT3000 Version2.54以降
TRYCUT5000 Version2.13以降となります。

 なお今後のバージョンで仕様追加があった場合、記述形式の変更までは行いませんが、 干渉表記の項目が追加される場合はあり得ます。ご了承お願いいたします。

Windows Vistaのサポートについて - 2017/05/13
 2017年4月12日(日本時間)、マイクロソフトによるWindows Vistaのサポートが終了しました。 本件に伴いまして、今後、TRYCUT2000/3000/5000動作確認OSからVistaを対象外にさせていただきます。

 なお動作確認の対象外にはなりますが、あくまでも確認を行わないだけですので、 Vista上で動作不能になるわけではありません。 またTRYCUT2000/3000/5000の各インストーラーは今後もVista上で動作可能です。
 ただしマイクロソフトからのセキュリティーアップデートが無くなった状態ですので、 利用される場合には、十分注意を払っていただけますようお願いします。

「差分塗り」初期値設定と副作用(不具合)の改善 - 2017/04/06
 TRYCUT2000/3000/5000で比較的利用頻度の多い機能のひとつ「差分塗り」機能のダイアログ初期設定値を、

・TRYCUT2000 Revision27J 以降
・TRYCUT3000 Version2.52 以降
・TRYCUT5000 Version2.11 以降

のバージョンにおいて、 初期設定ファイル(Ctrl+F1)[Define]セクションにて定義を可能にしています。 設定方法(仕様)はそれぞれのヘルプ( 2000, 3000, 5000 )をご参照下さい。

 一方、本改善による副作用(不具合)で、TRYCUT2000のRevision27JとRevision27K、 ならびにTRYCUT3000 Version2.52とVersion2.53 において、 起動オプション(/xd.....)を利用した場合のみ「差分塗り」処理を行うと、 通常オペレーションの結果と異なるという不具合がありました。 (※TRYCUT2000のRevision27I以前とTRYCUT3000 Version2.51以前は正常、 また不具合の出るバージョンでも、 通常のダイアログから実行する場合には正常結果が出ます。)

 それぞれ本日リリースさせていただきました最新バージョン
TRYCUT2000 Revision27L
TRYCUT3000 Version2.54
において、本問題を対策していますのでお知らせしておきます。

 誠にお手数ではありますが、問題の発生するバージョンをお使いで、 お心当たりのある場合、また今後起動オプションを利用されるご予定の場合には、 最新バージョンにアップデートしてご利用いただけますようお願いいたします。

主軸回転チェックについて - 2017/01/21
 このたび最新TRYCUT

TRYCUT2000 Revision27K
TRYCUT3000 Version2.53
TRYCUT5000 Version2.11

におきまして、主軸回転制御コード(M03/M04/M05)を認識することによる主軸回転チェック処理を実装いたしました。 主軸が回転していない状態で加工しようとした場合に、シミュレーションを「中断」又は「一時停止」させることができます。
(※主軸回転停止中の切削送り(G01/G02/G03など)でも、加工していなければチェック対象外にしています。)

 現在のところ設定は、初期設定ファイル(Ctrl+F1)[Define]セクションのSPINDLE CHECKで のみ行えるようにしています。

 現状はあくまでも、M03(主軸正転),M04(主軸逆転),M05(主軸回転停止)のみ認識してのチェック処理になっていますが、 他の制御コード(文字列)によるチェック処理も必要な場合がありましたら、 support@trycut.com までお知らせいただけますようお願いいたします。
本チェック処理での技術的問題は特にありませんので対応も容易です。情報をご提供いただけましたら幸いです。

ネットライセンス認証時のアクセス先について - 2016/11/30
 TRYCUT3000/5000のネットライセンス使用時の認証はインターネット経由でのみ行なう仕様ですが、 社内のセキュリティー強化のためアクセス制限をされている場合には、 特定URLにのみ制限を解除するなどの設定を行って対応していただいているケースがあります。
 アクセス先の仕様につきましては、本HPやヘルプでも開示していませんが、これら設定で情報が必要な場合には、 support@trycut.com まで個別にご相談ください。 設定方法に応じて必要な情報を開示させていただきます。

複数ライセンスの更新時期の統一化について - 2016/09/07
 TRYCUT2000/3000/5000のライセンスは、基本的(WEB申請時)に年単位更新になりますが、 ライセンスの購入時期が異なる複数台ライセンスを保有されている場合は、 更新時期のズレによりライセンス更新作業(社内での上申/決済)も、 1年に複数回行う必要が出てきます。

 従来から、このような作業を減らし「更新時期を統一したい」というご相談をいただ く場合があり適宜対応してきましたが、同様のケースはまだまだあるかと思われます。

 もし、このようなご希望がありましたら、通常のWEBページでの更新を利用せず、 regist@trycut.com まで個別にご相談ください。更新時期のズレを調整するためのライセンス発行や、 ライセンス費の月割計算での調整などご要望に合わせて対応させていただきますので、ぜひご検討下さい。

「個人情報の取り扱いについて」のページ更新 - 2016/06/19
 このたび「個人情報の取り扱いについて」のページを更新いたしました。

 一般(大手)のショッピング系サイト等への不正アクセスにより、 個人情報の外部への漏えいが後を絶たない昨今、 セキュリティに関わる部分での当サイトの状況(背景)を補足しておきます。

 当サイトは、

(1) ログイン形式ではない
(2) 自動発注システムではない(必ず人間の判断で最終確認)
(3) クレジットカードを取り扱わない

 これらの運用により、そもそも外部からアクセス可能なWEBサーバー内に個人(顧客)情報を保管する必要はなく、 実際の運用でも保管していません。ログインパスワード,生年月日,カード番号など不正利用される可能性のあるものは記入項目自体にもありません。

 また、アプリケーション(TRYCUT3000/5000)側のライセンス認証時においても、 基本的にハードウェア固有の情報のみ送信し、個人を特定できる情報は含ませていません。
詳細な内容は support@trycut.com までお問い合わせ下さい。


TRYCUT3000/5000の使用中ライセンスキーの確認方法 - 2016/05/01
 以前からTRYCUT3000/5000の「使用中のライセンスキーの確認方法」について何度かお問合せをいただき、 その都度、面倒な操作をお願いすることがありました。
 このたび新しく公開いたしましたバージョンから、確認操作を簡単にしていますので、 お知らせしておきます。

 TRYCUT30000ではVersion2.51以降、 5000ではVersion2.09以降になります。

 それぞれ操作方法は同じで、
ポップアップメニュー「ヘルプ(H)」→「ライセンス状況と登録(L)」にて、
一番上のライセンス状態表示部をクリックすることにより確認が可能になりました。
 ご利用状況により、確認が必要なケースがある場合には、 上記以降のバージョンをご利用いただけますようお願いいたします。


TRYCUT3000/5000認証遅延の解消について - 2016/04/17
 3月下旬から4月11日(月)にかけまして、TRYCUT3000/5000の認証サーバーの日中の不調(過剰負荷)により、 特に午前9:00〜午後2:00ぐらいまでの時間帯で、 ネットライセンスの起動やライセンス認証処理で異常に時間がかかってしまったり、 認証異常で起動できなくなるタイミングが度々発生していました。
 本件に関しまして、4月11日(月)深夜に根本的な対策を行い、サーバーの監視を行ってまいりましたが、 4月12日(火)以降は、過剰負荷は確認されていませんので、遅延の解消が行われたと判断しています。

 ご利用のユーザー様には、大変ご迷惑おかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。

 なお認証システムでは、バックアップ(2台)もほぼ常時稼働させていますので、 メインサーバーが不調でも、バックアップ側で認証確認できるようにしています。
 しばらく(数十秒)お待ちいただければ起動/認証できる場合がほとんどですが、 インターネットの世界ではサーバー側だけの原因では無く、 不測の事象が発生して認証サーバーにアクセスできていない場合もあります。 どうしても改善が行われない場合には、support@trycut.com までお知らせいただけますようお願いいたします。
 バックアップ側を優先して参照(非公開仕様)する方法など、業務に支障が起きないよう対策方法をお知らせいたします。


TRYCUT3000期限切れ後のライセンス入力 - 2016/04/01
 TRYCUT3000 Version2.49以前のモジュールにおいて、 ネットライセンスで期限切れした場合、「認証異常」のダイアログ表示後TRYCUT3000が強制終了してしまうため、 新しい更新ライセンスキーを入力するタイミングがないという問題がありました。

 本日(4/1)リリースいたしましたVersion2.50にて本件は解決していますので、 お心当たりのある方や、期限切れの環境で更新ライセンスを入力されるケースがありましたら、 Version2.50以降をご利用いただけますようお願いいたします。

 旧バージョンで対処する場合には、一度アンインストルしていただくか、 レジストリエディタの操作でTRYCUT3000の情報を削除していただく必要があります。 大変面倒な作業が伴いますので、 なるべくVersion2.50以降をご利用いただけますようお願いいたします。

 (※TRYCUT5000に関しましては、従来からこの問題はありません。)


サイクル動作G73/G83の加工見積時間について - 2016/03/23
 TRYCUTから出力される加工見積り時間は、あくまでも近似値でしかなく、 実機と完全に一致するものではないのですが、 近い値を出すための調整(設定)は可能にしてきました。
 しかしながら適切な設定を行っているのにも関わらず、 サイクル(G73/G83)動作を中心としたNCデータの加工見積り時間だけは、 大きく違いが出るという問い合わせを度々いただいてきました。
 このような場合の調査をいたしますと、ほぼ全てのケースにおいて、パラメータ化されている戻り量の値が、 実機とTRYCUT側で異なることが判ってきました。戻り量が変わると切削送りの距離にも違いが出てしまい、 結果的に見積り時間にも影響してしまいます。

 現在TRYCUT側の初期値はG73/G83双方ともに戻り量を1.0mmとしていますが、 もしお心当たりのある方や、お困りの場合には、まずは実機側の値をご確認いただき、 双方の値を一致させてご利用いただけますようお願いいたします。

 TRYCUT2000/3000/5000側の設定はCTLファイル(F3キー)のCYCLE(D),G73_D,G83_Dにて設定が行えます。


お問い合わせメールの題名についてのお願い - 2016/02/11
 弊社には、従来からメールアドレスを公開( support@trycut.com や regist@trycut.com )してきたことにより、 毎日多くの勧誘メールやスパムメールが届きます。
 メールの判別作業を少しでも効率化するため、 例えば題名のないメールに関しましては、受信時に一端削除候補フォルダに自動分別しています。
 これらの削除候補フォルダの中に入ってしまったメールを削除扱いにするのは、 最終的に人の判断で行いますが、 結局判断基準はメールアドレスやドメインに企業名など記載されているか否かに限りますので、 特に題名が空白メールの場合には削除してしまっているケースがある可能性があります。 また削除されなかった場合でも参照するのが遅れるため返信も遅くなってしまいます。

 TRYCUTの件でお問い合わせいただく場合には、 最低限メールの題名にキーワード(例:TRYCUT)になる文字を入れておいていただけますようお願いいたします。


TRYCUT3000/5000の英語版について - 2016/02/06
 TRYCUT3000/5000の従来モジュールでは、 日本語のロケーション設定が行われていない環境では起動自体が不可になっていましたが、 以下最新モジュール以降は起動可能にすると同時に、 必要であれば本体モジュールの全面英語化も可能にいたしました。
(※ヘルプは未対応)

・TRYCUT3000ではVersion2.49以降
・TRYCUT5000ではVersion2.08β以降

 英語化するにはTRYCUT2000の英語化と同様で専用のメッセージファイル(テキスト形式/編集可)が必要になります。 ご希望の方は support@trycut.com までご連絡下さい。

独自インストーラーの作成について - 2016/01/27
 最近、独自インストーラー作成についてのお問い合わせが多いようですので、 本HPの「TRYCUT技術情報」に新しく説明ページを追加いたしました。

 同様のご質問があるようでしたら、まずはご一読いただけましたら、解決する場合も多いかと思います。 ご不明な点が残るようでしたら support@trycut.com までお問い合わせ下さい。

TRYCUT5000 Ver2.08βリリースについて - 2015/11/05
 本日、TRYCUT5000 Version2.08βをリリースさせていただきました。 Version2.08に関しましては、通常のバージョンアップより改善量が多く、 新しい概念の機能追加によるヘルプの追記が現段階では不十分ですので、 まずはβバージョンという位置付けで公開させていただきました。 ヘルプの記述が完備しモジュールの信頼性が向上した段階で正式版に切り替える予定です。

 βバージョンではありますが、従来からの機能の大幅なレスポンス向上や不具合対策が含まれていますので、 既存ユーザー様にもぜひお試しいただき、問題がなければご利用いただくことを推奨いたします。
 特に「C」キーによるUNDO操作のための、加工前のバックアップ処理の待ち時間が、 ほぼ瞬時に改善されている部分は作業効率の改善に繋がる部分です。 UNDO操作を利用されている場合には、初期設定ファイル(Ctrl+F1)の[Define]セクションでUNDO可能回数を増やしていただいても特に負荷がかからないケースが多いですので、 一度お試しいただくことをお勧めします。

 また、本β版で何か問題など確認できるようでしたら、大変恐縮ではありますが support@trycut.com までご一報いただけますようお願いいたします。 なお本β版は正式版リリースまで予告なく更新される場合もあります。

海外の制御装置の対応について - 2015/10/17
 海外の制御装置の対応につきましては、 従来からHeidenhainなどの例で単純なケースだけSDKでの対応など行ってきましたが、 5軸機の需要が増えるにつれ、 TRYCUT5000ユーザー様から本格的な対応についてお問い合わせいただく機会が増えてきました。

 それぞれの制御装置の特性(コード解釈の違い)を弊社も理解しながら対応している状況ですが、 その都度試用版を提供させていただき徐々に対応範囲が広がってきています。

現時点で経験済のもの、もしくは対応中は以下3社になります。
・独製シーメンス(Siemece)
・独製ハイデンハイン(Heidenhain)
・米製ハース(Haas)

※ハイデンハインは、独自のハイデンハイン言語とGコード形式(ISO)の双方を含みます。

 主な対応コードは、基本的な移動指令である直線補間(G00/01,L)円弧補間(G02/03,C/CC)に加え、 傾斜面定義(CYCLE800,PLANE SPATIAL,DWO[G254/255])先端点制御(TRAORI/TRAFOOF,M128/129)の指令になります。 5軸機の使用目的自体がこれらの制御にあるためか、利用されている部分が共通していることが多く、 これらコード解釈を中心に対応範囲を広げています。

 それぞれ全ての制御コードの解釈には対応できていませんが、 未対応のものでも少規模な改善で対応できるものがほとんどですので、 今後これら海外製制御装置のシミュレーションをTRYCUTで検討される場合には、 一度 support@trycut.com までお問い合わせいただけますようお願いいたします。

 サンプルのNCデータを参照させていただければ、 まずは現状での対応可否状況をお知らせし、設定ファイルの定義、試用版の提供、 また技術的に問題が無いものに関しましては機能拡張での対応を検討させていただきます。


首下/突出し長を旧Verと同じ長さにする設定 - 2015/09/08
 TRYCUT2000/3000において、LENGTH2/LENGTH3使用時の首下長さや、 ARBOR2指定時の突出し長さ算出で、再三の改善により古いバージョンと比較して、 不要に長く出力されるというご指摘を受けることがあります。
 このために、不具合対策や改善の進んだモジュールに更新できず困っているというご意見も一部ユーザー様からいただいてきました。

 本件は、こちらの「お知らせ」でも記載してきましたが、 TRYCUT2000/3000のもつ格子点処理の傾向で、 ケースによっては出力長さが不足してしまう不備に対する回避処理の副作用になります。
 極端な例では格子点精度より小さな径の工具やARBORなどは、 経路によっては干渉が確認できないため、干渉が確認できるまでマージンを与えて処理するようなフォローが行われています。 このようなマージンは、多かれ少なかれどのようなケースでも行う必要があるのですが、 その弊害で不要に長く突出し長が算出されているケースはあります。

 とは言え、正式リリースのモジュールにおいては、 保証のできない結果を生み出す可能性のある処理を残すことはできないため、 ユーザー判断で古いバージョンを利用していただくようにお願いしてきましたが、 そのための弊害も大きいと判断し、TRYCUT2000/3000の更新バージョンでは、 まずは非公開仕様ながら旧バージョンの結果と同じになる設定を実装いたしました。 (※既に更新バージョンTRYCUT2000/3000では対応済)

 このたび同様のことでお困りになっているユーザー様向けに、 本HPでも設定方法を公開いたします。

【設定方法】

 初期設定ファイル(Ctrl+F1)の[Define]セクションにて、

LENGTH TYPE = TYPE3

を指定すると、よくご指摘いただく2011年当時のバージョンと同等の結果を出すことができます。 お困りの場合には、まずはご使用いただいている旧バージョンとの比較をしていただき、 更新をご検討下さい。 TYPE2は、その後のバージョン(2012〜2014年)と同等になりますが処理の不備があり推奨できません。 省略時はTYPE1で最新バージョンの処理になります。

【留意点】

★この設定は、必要長さが不足する可能性のある処理が行われているということをご理解(ユーザー判断)いただいた上で行ってください。

★最新バージョン(TYPE1)で不要に長く出力される傾向は、ワークの格子点ピッチが小さければ小さいほど、 また逆に工具径が大きければ大きいほど、 内部処理のマージンが少なくなるため解消されて行きます。


Windows10動作確認テスト状況報告 - 2015/08/01
 2015年7月29日マイクロソフトよりWindowsの最新バージョンWindows10がリリースされました。 本OSはTRYCUT2000/3000/5000が稼働対象にするOSの最新バージョンになります。 このたび弊社テスト環境において動作確認テストを行いましたので状況報告させていただきます。

 Windows10に関しましては、マイクロソフトからの説明にもありますが、ドライバーやデスクトップ・アプリケーションにおいて、 基本的にはWindows7/8/8.1などの旧OSと互換性があるとされています。

 TRYCUT2000/3000/5000の動作確認でも、インストール、シミュレーション動作、ヘルプや関連ファイルの起動、 「Ctrl」+「C」による画面コピー、「Ctrl」+「P」による画面貼り付け動作、起動オプションの利用、バッチファイルによる起動など、基本的な部分は全て問題なく動作することが確認されました。
 ヘルプ表示や画像表示で、それぞれ関連付けされるアプリケーションには変化がありますが特に問題は見られません。 また対Windows7(同一CPU)と比較した場合のレスポンスもほぼ同等です。
 なお、Windows Vista以降のUACに絡む問題はWindows10においても同様ですので、引き続き留意が必要になります。

 動作自体は特に問題になるような点はありませんが、Windows10では、従来のウィンドウ枠の幅が細くなったように見えます。またこのサイズを指定することもできません。
 あくまでも見た目の問題ではありますが、複数ウィンドウをレイアウトするWindows8.1までのアプリケーションでは、ウィンドウ間に隙間が出来ているように見えてしまいます。
 特に実務上の障害になるものではないのですが、現在リリース中のTRYCUT2000/3000/5000においても、 工具ダイアログやコマンドメニューの枠間で隙間が見られ少々不自然な感触がありますので、 この隙間部分を詰めるか否かは現在思案しているところです。既に隙間を詰めるためのテストは行いましたが、 他のアプリケーションの動向なども踏まえて正式モジュールに反映させるかどうか判断する予定です。

 今回の動作確認テストにおいて、特に実務に関わる問題が見られなかったことから、この最新Windows10もTRYCUT2000/3000/5000の稼働対象OSに追加させていただきます。 今後何か問題など確認できるようでしたら、support@trycut.com までご一報お願いいたします。


★注意★加工中断時の突出し長出力に追記 - 2015/07/18
 2015年7月18日にリリースしましたTRYCUT2000(Revision27F)/TRYCUT3000(Version2.46)より、 加工処理中断時の必要突出し長などの出力フォーマットに追記が入るようになりましたのでお知らせします。

 従来、必要突出し長などの算出結果について、干渉による中断やESCAPEキーによる強制的な中断の際も、 その時点までの計算をもとに必要突出し長を出力してきましたが、その出力ファイル内に特に注記が無いため、 その結果だけを参照した場合に、特に中断した際のものであるか否かの判断が不可能でした。
 オペレーターの記憶、もしくは起動オプションを利用したバッチ処理の場合は、"trycut.log"ファイルをたどれば この結果を参考値として捉えることができますが、ファイルとして残されてしまうことで、 どうしても誤った加工指示に使用されてしまう危険性がありました。

 これらの問題を回避するため、中断時の結果については、それぞれ算出値の後に、
"*警告*中断(干渉など)"
"*警告*中断(操作)"
"*警告*中断(過負荷)"
"*警告*中断(NCエラー)"
のようにメッセージを追記するようにしています。

 実際の例では以下のようになります。

T05:ボールエンドミル:突出= 6.000以上 *警告*中断(干渉など)

 本件は本来あるべき仕様と判断し対応を行ったものですが、中断時だけの追記とは言え、 これらの出力フォーマットを自動判別する仕組みを構築されている環境においては、副作用の懸念もあります。 モジュールの更新の際には影響範囲の確認など十分留意していただけますようお願いいたします。

 なお、正常終了時に関しましては従来と全く違いはありません。


先端点制御(タイプ2)の回転動作警告リスト - 2015/07/09
 先にお知らせしていました「ベクトル指定の先端点制御(タイプ2)で仕様補足 - 2015/06/06」の件で、 回転軸の「動作範囲指定」を行っている場合に発生する可能性がある、「大きな回転動作」の対策でお知らせしておきます。

 この動作に関しては、 NCプログラム上の先端位置は正しく制御されていても、実際は微妙な工具のズレが発生する可能性があります。NCプログラムの出力システム や実機での事前確認が困難なこともあり、今後TRYCUT5000においては警告リストの出力機能を実装する方針です。

 本機能は現在テスト段階にありますが、トライアルご希望の方は、support@trycut.com までお問い合わせ下さい。 テストバージョンを提供させていただきます。


ベクトル指定の先端点制御(タイプ2)で仕様補足 - 2015/06/06
 TRYCUT5000に実装されている5軸制御のベクトル指定による先端点制御(G43.5/タイプ2)において、ベクトルから算出される 回転軸の角度の組み合わせを選択する処理で、ヘルプには記載されていなかった補足仕様がありますのでお知らせしておきます。
 本内容は、TRYCUT5000におけるG43.5の回転軸の動作で、特に実機と異なるケース(例:TRYCUT5000側だけ可動範囲を超えるエラー)が あった場合には、留意しておいていただく必要のある設定ですが、問題が出ていないケースでも、念のため理解しておいていただくことにより、 トラブルを未然に避けることができる場合もあると考えられます。

 本仕様の補足は、工具方向を示すベクトルから回転軸の角度を選択するときの処理に使われるものです。 任意のベクトルから得られる2つの回転軸の角度の組み合わせは、通常2組算出されますが、この2組の いずれかを実機は自動選択することになります。基本的な考え方としては、その直前の回転軸の位置から 近い位置のものを選択するのですが、この処理を繰り返すことにより可動範囲内に収まる組み合わせが あるのにも関わらず、物理的に可動範囲を超えてしまう側に流れてゆき、最終的にストローク範囲を超えてしまう場合があります。

 これを避けるためには、まずは可動範囲である解(角度の組み合わせ)の方を優先するという方法が あります。昨今ではどこの制御装置メーカーにも先端点制御のベクトル指定はサポートされていますが、 メーカーの違いはあっても、この部分の考え方は、可動範囲を優先するか否かのいずれかになっているか、 もしくはいずれかを選択できるようになっているものと思われます。
 例えばFANUC社の制御装置のケースでは、この時の計算で使用する「動作範囲指定」の設定が可能で、 同時に「動作範囲指定なし」の設定も可能になっています。利用されている実機がいずれの設定になっているかは、 機械メーカーに問い合わせていただくか、パラメータを参照いただくかで判明します。

 TRYCUT5000では、この先端点制御(G43.5)時の角度計算時に利用する動作範囲指定として、CTLファイル(F3キー) にて以下のように指定することができます。例えば回転軸1に動作範囲指定がある場合は、

ROTARY1 RANGE=(-180.0,180.0)

 ここで指定する範囲の値は、通常はMTLファイル(F4キー)で指定するストローク範囲の指定値と同じで OKかと思われますが、もし実機のパラメータで確認できるようでしたら、そちらの設定値を反映して いただくのが確実になります。
 この設定を追加することで、今まで機械の可動範囲を超えてしまっていたケースでも、 可動範囲内に収まる角度の組み合わせを選択してエラーが無くなるケースがあります。一方で、 動作範囲内であることを優先するため、可動範囲の境界付近で回転軸の動作が極端に大きくなる場合(今後のバージョンで警告リスト出力機能を実装予定)があることは理解しておく必要があります。

 本設定の省略時は、動作範囲指定がない前提の処理になっています。処理ロジックの細部に関わる 部分であったためヘルプに記載されていないという不備がありましたが、本設定は従来バージョンから 対応されていた項目です。
 実機との違いのご報告もあることから補足させていただきました。WEB上の最新ヘルプには既に 記載させていただきましたが、今後更新するセットアップモジュール内のヘルプにも反映(追加)させていただきます。


傾斜回転軸タイプの5軸機トライアルについて(その2) - 2015/05/23
 現在、TRYCUT5000では傾斜回転軸タイプの5軸機向けのトライアル版をご希望の方に公開しています。

 本トライアル版の補足になりますが、傾斜回転軸には、傾斜角度を指定するタイプと、ベクトルで指定する タイプがあります。

 今回のトライアル版では、これら双方のタイプに対応できるように調整中ですので、シミュレーションを ご検討されている方がいらっしゃいましたら、試用版の公開と利用方法をお知らせしますので、ぜひこの 機会に support@trycut.com までお問い合わせ下さい。

 一部、対応できないパターンもありますが、仕様が明確なものの場合には順次対応させていただきます。

傾斜回転軸タイプの5軸機トライアルについて - 2015/01/31
 従来、TRYCUT5000の対応してきた5軸機の回転軸の方向は、全てX軸,Y軸,Z軸の直交3軸のいずれかを選択するものでしたが、 5軸機には回転軸が傾斜しているタイプの機械もあり、このような機械への対応は設定方法を変えても不可能でした。 ご要望項目では記載していましたが未対応のままでした。

 このたび、要望件数が増えつつあることから、基本処理を実装し一部ユーザー様には、 試用版を提供できるレベルになってきています。傾斜回転軸の5軸機も様々なタイプがありますが、 どのようなパターンにも対応できるベースを構築していますので、シミュレーションをご検討されている方がいらっしゃいましたら、 試用版の公開と利用方法をお知らせしますので、ぜひこの機会に support@trycut.com までお問い合わせ下さい。


新PCへの移行時のインストールについて - 2014/11/20
 TRYCUT2000/3000/5000で、新しいPCへの移行時や増設時に、各種設定ファイルが以前のものと異なっていたことによる誤動作の報告を受けることがよくあります。

 どのケースも過去の設定をインストール後の環境に合わせて反映させてゆく作業を行っているのですが、 どうしても設定漏れが発生してしまっている現実があるようです。それでも少しずつ反映漏れを解決してゆくことで対処可能なのですが、かなり手間取る場合があります。
 現実的な対応としては、いくつかの制約を理解した上で、過去のインストールフォルダをそのままコピーしてしまうという方法も考えられます。これはTRYCUT2000/3000/5000の全ての動作設定が、レジストリ保存ではなく外部ファイル化しているためにできることです。この仕様のメリットの生かしどころでもあります。

 TRYCUT3000/5000のセットアップモジュールを使わない場合との基本的な違いは、 Windows側コントロールパネルのアンインストール対象の一覧に出てこないことと、デスクトップへのアイコン登録がないことだけで、アンインストール自体は、インストールフォルダごと手動で削除すれば良いだけになります。TRYCUT2000のセットアップ・モジュールに関しては、もともとアンインストールの一覧にも掲載していませんので特に違いはありません。

 ただし、このような完全コピーによるインストールの場合、 フォルダの構成や連携させている他アプリケーションも同じフォルダの構成でインストールされていることが条件になります。 どこかに違いがある場合には、その関連部だけは手動で設定を修正する必要があります。

 本件に関して、あくまでも基本的な説明にとどめましたが、何かご不明な点などありましたら support@trycut.com までお知らせ下さい。


デモライセンスの目的について - 2014/10/11
 TRYCUT2000/3000/5000では、代理店様がエンドユーザーへのデモを目的に利用される場合に、 デモの準備期間を含め数か月のライセンスを発行させていただいます。

 一方、代理店様が販売されているシステムの動作確認やデバッグなどを目的に利用される場合は、 デモライセンスの対象外になりますので、 このような場合には正規にライセンスを取得していただけますようお願いいたします。 (※別途共同開発など特別な契約がある場合は例外)

 今後はデモライセンス発行の都度、デモの対象顧客名やデモの実施時期などを 確認させていただきます。以前のように長期間のデモライセンスの発行はなくなりますが、 デモが続く場合など、その都度ご連絡いただければ対応いたしますので、ご理解の程よろしく お願いいたします。

 デモライセンスが必要な場合は、regist@trycut.com までお知らせ下さい。

サブプロ(M198)呼出しの対応について - 2014/08/04
 TRYCUTは従来からサブプログラムの対応について多くのユーザー様よりご要望をいただいてきましたが、仕様の整備で困難な部分が残る懸念から対応が後手にまわってきました。しかしながら解決不能な技術的問題という性質のものではないことから、このたび条件付きでサブプログラムの対応を着手することになりました。(※カスタムマクロは対象外)

 サブプログラムの呼び出しには、一般的(FANUC仕様)にはM98によるものと、M198による別保管(外部メモリ)のサブプログラムを対象にするものの2種類がありますが、このたびTRYCUT2000/3000/5000更新モジュールにて、後者のM198による外部メモリ・サブプログラム呼出し機能のみ実装を行っています。

それぞれ対応されているバージョンは、
TRYCUT2000:Revision27B以降
TRYCUT3000:Version2.42以降
TRYCUT5000:Version2.01以降
になります。

現在対応している仕様は、以下のような指令の時に、
M198P1100
メインプログラムと同一フォルダに拡張子なしのファイル名"O1100"のサブプログラムを見つけた場合に、それを呼び出すという仕様です。 存在しない場合には無視されます。

また、一般的によく利用されるM98には対応していませんが、CTLファイル(F3キー)内で、以下のように置換定義した上で
REPLACE "M98"="M198"
メインプログラムからサブプロ部分を抜き出し外部ファイル化すれば対応することも可能です。

 現時点では、まだまだ全体的に仕様のまとまりがない部分(例:連動テキストエディタのサブプロ未対応など)が存在しますが、少しずつ完成度を上げてゆく予定です。利用していただき何か問題点や不明点などありましたら support@trycut.com までお知らせいただけましたら幸いです。

ライセンスの名義変更について - 2014/06/18
 TRYCUTはソフトウェアの性質上、技術支援やノウハウ提供に伴う支援ソフトとして利用される場合があるため、ユーザー 登録時の名義と、実際の運用ユーザーが異なるケースが時々見られます。(※不正利用には該当しません。)
 これらは、ご質問やライセンスの再発行依頼の際に、確認できることなのですが、弊社では対応に困る場合があります。

 弊社ユーザー登録管理台帳では、代理店経由扱いとして処理した場合の名義は、エンドユーザー様を登録していますが、 それ以外特に断りがない場合にはライセンスご申請時に記入された名義をユーザーとして登録するため、弊社から見た場合に、 登録されていないユーザーの利用と判断せざるを得ないこと があり、ライセンス取得ユーザーとの調整が必要になるなど対応がスムーズに流れない場合があります。

 このようなことが起きないように、名義変更が必要になる場合には事前にご連絡いただけますようお願いいたします。

 また他にも、社名変更、また合併に伴う社名変更など、相応の理由がある場合には問題なく対応いたしますので、regist@trycut.com までご相談いただけますようお願いいたします。

Vista以降のTarget_NCfileの指定について - 2014/05/12
 Windows Vista以降のOS(7/8/8.1含む)に移行された場合に、初期設定ファイル(Ctrl+F1)の[NCdata]セクションの Target_NCfileの指定が無視されるという不具合が従来バージョン(2013年6月7日以前のリリース)に 含まれていました。
 このほどWindows XPのマイクロソフト社による製品サポートが終了したことにより、 Windows 7へ移行されるユーザー様が増えてきたこともあり、複数ユーザー様より同様のご指摘をいただいています。

 本件に関しましては、既に2013年6月に修正され更新モジュールも公開しています。TRYCUT2000/3000/5000の各最新バージョンでも 修正が反映されていますので、お困りのユーザー様やお気付きの方はなるべく早く更新してお使いいただけますようお願いいたします。

Windows XPのサポート終了について - 2014/04/09
 このほどWindows XP Service Pack 3 (SP3)とWindows XP 64ビット版(SP2)のマイクロソフト社による 製品サポートが終了いたしました。

 今後TRYCUT2000/3000/5000のリリースモジュールは、これらのOSを動作確認の対象外にいたします。
 ただし、特に明記は行いませんが当面TRYCUT2000とTRYCUT5000の32bitモジュールに関しましては、Windows7上のWindows XP Mode上での動作確認は行います。

 なお現在リリースしている最新版各モジュールは、Windows XP動作確認最終版として 無期限でダウンロードを可能にする予定です。

マルチブート(複数)OS上でのライセンスについて - 2014/02/05
 本年4月9日以降のWindows XPのサポート期間終了などOSの過渡期に伴い、同一マシン(PC)で 複数のOSをマルチブートで稼働させているケースが増えてきています。

 TRYCUT2000のライセンスならびにTRYCUT3000/5000のノードライセンスは基本的にマシ ン(PC/ハードウェア)にひとつずつ割り当てているものですので、同じPCであれば それぞれのOS上/ユーザーでTRYCUT2000ライセンスならびにTRYCUT3000/5000の ノードライセンスは有効です。
 それぞれのOS上/各ユーザーでライセンスキーの再入力が必要になることと、TRYCUT3000/5000では あらためてライセンス認証が必要になりますが、既に認証済みPCと同一マシンであれば インターネット経由の認証も正常に行われます。またメール経由で発行する認証コードも旧OSと 同一のもので認証が通ります。(※認証コードを忘れた場合は、再度 regist@trycut.com まで 環境コードをお知らせ下さい。)

 なお留意点としましては、Windows7上で動作するWindows XP Mode(Virtual PC)など仮想OSに 関しましては、別マシンと見なされますので、仮想環境をご利用される場合はご注意ください。
 また、マザーボードの変更など大改造されている場合にも別マシンとみなされる場合が ありますことをご承知置き下さい。

問い合わせメールの件名についてのお願い - 2013/11/18
 弊社への問い合わせメールを送っていただく場合のメールの件名について、弊社での スパムメール/ウイルスメールとの分別を誤らないようにするため、以下の例のように 可能な限り、ソフト名と内容を併記していただけますようお願いします。

例1: TRYCUT5000で質問
例2: TRYCUT3000問い合わせ

 以前からメールアドレスを開示してきた経緯もあり、弊社には毎日多くのスパム(迷惑)メー ル/ウイルスメールが届きます。一方TRYCUTに対しての正規の問い合わせメールが含まれる ため、人の判断でいずれかを分別しているのですが、件名だけでは分別できないものも多くなって きています。
 実際の問合せメールにあった実例では、「連絡」「質問」「問い合わせ」というような単純な ものや、中には件名が無いものもありました。これらはスパムメール/ウイルスメール側でも良く見受けら れるため、更に本文中で推測できる文字列(例:"TRYCUT","TRYCUT")もチェックしていますが、正規の問合せ メールでも、それが見当たらない場合もあります。これらのお問い合わせに関しましては危うく削除してしまおうと していたケースが時々ありました。(中には削除していたケースもあったかもしれません。)

 件名に最低限"TRYCUT"の文字列があるだけでも、これらの問題は回避されますので、お問合わせ頂く際には、 ぜひご記入いただけますようお願い致します。

Windows8.1上での動作確認について - 2013/10/19
 2013年10月17日、Windows8のマイナーバージョンアップ版Windows8.1が一般リリースされました。 TRYCUT2000/3000/5000に関係するOSの変更点は特にないようです。正式版による動作確認も現在行って いますが、特に問題は発生していません。

 ポップアップメニュー「ヘルプ(H)」→「バージョン/環境情報(V)」で確認できるOSの表記は"Windows 8"(当面の仕様)です。 またOS側のリソースモニターで確認できる「オペレーティング システムのコンテキスト」は"Windows Vista"(仕様)です。
 Windows Vista以降に対応されたUACの仕様はWindows8.1でも同様です ので、UAC対策については留意する必要があります。

 なお、TRYCUTファミリーは全て従来型のデスクトップアプリケーションで、Windows8以降で新たに 対応されているModern UIスタイルのアプリケーションではありません。

 本件に関しましてご不明な点などありましたら、support@trycut.comまで お問い合わせ下さい。

Windows XP利用ユーザー様へ - 2013/05/27
 このほどマイクロソフト社より、 Windows XP Service Pack 3 (SP3)とWindows XP 64ビット版(SP2)の製品サポートが、 2014年4月9日(日本時間)をもって終了するとの正式アナウンスが ありました。 以前から予定されていたことではありますが、これらのプラットフォームでは セキュリティ更新プログラムが提供されなくなるという問題がありますので、 弊社の開発環境やテスト環境だけでなく、ユーザー様での業務利用も可能な 限り避けるべき時期に来たと思われます。

 もし現在稼働させている場合には、新しいOSへの移行を検討していただけますよう お願いいたします。
 サポート期限終了後は、TRYCUT2000/3000/5000の動作確認OSから原則として 対象外にさせていただきますが、直ぐに移行が困難なユーザー様向けに、Windows2000のサポート 終了時と同じくWindows XP動作確認最終版としてのダウンロードは無期限で可能にする 予定です。

迷惑(メール)フォルダのご確認について - 2013/01/31
 昨今、迷惑メールの増大に伴いセキュリティーソフトの対応も日々改善が進められて いますが、この影響で、弊社からユーザー様に送ったメールが迷惑メールと判断(隔離)されて しまっているケースが、たまに見受けられます。
 この判断基準を把握できば対応もできるのですが、例えば regist@trycut.com からのメールは 拒否されるが、全く同じ内容で同じ送信サーバーから送ったものでも、アカウントの 異なる support@trycut.com から送ると正常受信されているなど、判断基準も様々です。 また、それが一時的な場合もあります。
 一方、現時点では正常に受けつけられていてもセキュリティーソフトやメール・サーバー、 メールソフト側の設定/バージョンアップによって、将来そのような障害が起きてしまうことも 想定しておく必要があります。

 通常、メールにて弊社へ問い合わせいただきました場合には、少なくとも24時間以内には一次回答を お送りしています。もし2日経っても返信がないような場合には、迷惑メールの隔離場所のご確認も お願いします。現時点では、ほとんどのケースで迷惑メールとして 保管されている状態でした。

 なお迷惑メールを隔離する格納場所の名前は、様々で「迷惑メール」「迷惑メールトレイ」 「迷惑フォルダ」「迷惑メールフォルダ」など環境によって違いがあることをご承知置き下さい。

インストール時の各種警告の対策について - 2012/10/30
 Windows XP以降、Windows本体やブラウザーのセキュリティー機能が徐々に強化されきています。 この影響で、インストーラーをダウンロードして実行するという操作も、様々な警告ダイアログや 確認ダイアログでブロックされ、中には単純操作で実行できないケースもあります。

 これらは、発行元の確認機構SmartScreenフィルター機能UAC(ユーザーアカウント制御)などの仕組みによる影響が 主なものですが、OSやブラウザーの種類とバージョン、またその設定、セキュリティー・ソフトの 有無にも依存します。(※例:SmartScreenフィルター機能は、IE8以降の機能でしたが、Windows8では、Windowsに 統合されています。)

 これら警告の全てを整理しているわけではありませんが、おおよその対策は、各ダウンロードページに 「インストール時の留意点」として記載(更新)いたしましたので、インストールが正常に行われない場合には ご一読下さい。

TRYCUT2000ダウンロードページ
TRYCUT3000(x64版)ダウンロードページ
TRYCUT5000(X86/x64)ダウンロードページ

 本件に関しましてご不明な点などありましたら、support@trycut.comまで お問い合わせ下さい。

タイ/中国内でのTRYCUT代理店について - 2012/10/18
 タイと中国でのTRYCUTファミリーの代理店につきまして、現時点ではそれぞれの国において一本化しています。原則とし て以下の代理店までお問い合わせいただけますようお願いいたします。

タイ:CGS ASIA CO.,LTD. 様
中国:上海莉香貿易有限公司 様

上記代理店は、現地通貨でのお取引になります。なお最新の連絡先/担当者など詳細は、regist@trycut.comまでお問い合わせ下さい。

/x5/x6起動時一時停止モードの扱いを統一 - 2012/08/02
 TRYCUT2000/3000/5000で対応されている各種干渉時の一時停止モードについて、/x5や/x6起動時の 挙動(仕様)で不明瞭な部分がありましたので、各最新リリース版より統一仕様にいたしました。
 シミュレーション中の一時停止を優先させるか、/x5や/x6のようにバッチ処理を意識し終了まで強制実行さ せることを優先させるかという部分で、仕様が確立していなかったために、挙動もどちらなのかが把握できない 不安定な状態でしたが、干渉情報のログは書き出されることから、/x5や/x6起動時に関しては一時停止を 行わず処理を続行させるという仕様にいたしました。

 本仕様は、TRYCUT2000はRevision26Eより、TRYCUT3000はVersion2.26、TRYCUT5000はテストリリース中の Version1.XXOより反映しています。

サーバーマシン(メール不達対策)の変更について - 2012/07/06
 7月5日午前10:30より、スパムメール対策の方法を変更するため"trycut.com"サーバー マシンの変更を行いました。これは過剰に厳しいスパムメール対策による弊社へのメール不達を防ぐための ものです。(例:大きなサイズの添付ファイル付きメールなど)

 移行後24時間以内は、一時的に数分間アクセス不能になる可能性もありましたが、現在は問題なく アクセスできるようになっています。念のためお知らせしておきます。

TRYCUT5000テストモジュールの公開 - 2012/05/14
 このたびTRYCUT5000において、設定パターンによって生じる経路のズレの問題を 一掃するためのロジック修正を行ったテストモジュールを公開いたしました。
 修正による弊害も想定されるため、しばらくの間は正式版とは併走して公開させて いただきます。安定した段階で正式版に一本化(合流)させていただきます。

ダウンロードページ

モニタリングの切削除去量の突出部分を抑制 - 2012/03/01
 このたびTRYCUT2000(Revision26C)ならびにTRYCUT3000 Version2.24に おきまして、テーパーボール(TAPERBALL)以外の工具で切削除去量が 過剰に認識されてしまう問題に対して、その抑制処理を入れましたので 詳細をお知らせいたします。

 もともとTRYCUT2000/3000で認識する切削除去量の精度は、形状の滑らか さと同様に、ワークの精度に依存しています。ワーク精度が大きい場合は バラツキが多く、精度を細かくすると、平滑化されるという傾向はアルゴリズム の性質上避けられないのですが、それが顕著になるとバラツキの歯止めが効かず、 工具の形状や体積から見て矛盾するほど大きな除去量を算出してしまうという ケースがあることが判明いたしました。(※形状やNC出力システム の性質にも依存します。)
 この矛盾点も安全サイドで見積もられているという見方では良いのですが、 過負荷のチェックにおいて、その箇所が頻発してしまうと、チェック作業が 進まず弊害の方が多くなるという問題がありました。潜在的にはこの問題で 実務適用を断念してしまっていたケースがあったかもしれません。
 今回の処理では、そのような矛盾点をピンポイントで自動抑制する処理を 挿入しています。この処理により影響の受ける部分は、切削モニタリング データの波形と工具の過負荷チェックの結果になります。

 なお、従来処理に戻すための設定も同時に用意してい ます。TRYCUT初期設定ファイル(Ctrl+F1キー)の[Optimize]セクションにて、

PEAK FILTER = OFF

を挿入していただければ、この抑制処理は無視され、従来バージョンと 同様の結果となります。

 本調整により何か問題点などありましたら、support@trycut.comまで お問い合わせ下さい。今後も改善を進めて行きたいと思います。

<補足>

従来は、以下の2つの条件を満たすケースにおいて、稀に矛盾するほど大きな除去量が算出 されていました。

(1) テーパーボール(TAPERBALL)以外の工具

(2) 微小なXY方向への移動の伴うブロック(垂直下降は除く)
 例えばワーク精度1.0mm場合で、0.2mmより小さな移動ブロックで、この 移動が微小になればなるほど顕著になる傾向あり。

LENGTH2/3使用時の必要突出し長の仕様明確化 - 2011/12/29
 TRYCUT2000/3000において、テーパー部(LENGTH2/LENGHTH3)を定義した工具の 必要突出し長算出値の仕様について、不明瞭な部分がありましたので、このたび WEB上の最新ヘルプにて仕様の追記を行ないました。
 テーパー部(LENGTH2/LENGHTH3)を定義した工具で、必要突出し長を算出した場合には、 以下の2パターンの値が算出されますが、

@ テーパー部長さ(Lt)固定で、干渉を防ぐための最低限必要なLu(首下長さ)
A 首下長さ(Lu)固定で、干渉を防ぐための最低限必要なLt(テーパー部長さ)

 現行のTRYCUT2000/3000で算出されている必要突出し長は、@を前提に した値を出力しています。この理由はAを前提にした場合には、既にテーパー部で 算出不能になるケースも多く、このような場合には必要突出し長も算出不能になってしまうこと、 また現実的には@を前提にして工具を選択されている現場が多いためか、特に問い合わせも なかったことが背景にあります。
 とは言え、出力されている値が、いずれを前提にしているかは、運用面で大変重要なこと ですので、このたび仕様の明確化をお知らせいたしました。今後双方出力するべきか否かなど、 具体的なご要望が出てきましたら別途仕様調整/追加して行きたいと思います。

"OPTIMIZE DOTS"の仕様調整について - 2011/11/03
 TRYCUT2000/3000において、従来から初期設定ファイル(Ctrl+F1)[Define]セクションの "OPTIMIZE DOTS"は、実数指定可能で0.0以上の実数が 指定可能になっていましたが、2011/11/02にリリースいたしま したTRYCUT2000 Professional Revision26ならびにTRYCUT3000 Version2.21より、 1.0未満の値が指定された場合には1.0と見なす仕様に調整いたしました。

 本来、このパラメータは多面体を描く最少ドット数を指定するために 用意したもので描画の高速化を目的にしたものでした。 値としては1.0より大きく指定されることを想定していたのですが、 ユーザーの使用例を見ますと、最近のPCの描画速度が十分高速なためか逆に1.0 よりはるかに小さく設定されているケースも見られるように なりました。
 しかし、1.0より小さい状態というのは、ひとつのドット内に複数の 多面体を重ね描きしてしまう状態になり、レスポンスの悪化はあっても、 描画の精度としてはあまり意味がないことから、不用意に遅くしている だけという結果になっていました。
 さらにWindows Vista/7においては、これが起因して「応答なし」の 状態になるケースも出てきていることから、プログラム本体側で調整することに いたしました。
 OPTIMIZE DOTSの値は、1.0で十分に小さいとご理解いただき最適値を指定 していただけますようお願いいたします。
 なお「N」キーにて間引きなし描画との切り替えが可能になっていますが、 従来からこの間引きなし描画はOPTIMIZE DOTSの1.0相当の描画になって います。このことからOPTIMIZE DOTS=1.0指定時の「N」キーは無視される ようにも調整しています。

 特に今回の仕様調整で問題になることはないと想定していますが、一部違和感を感じる ユーザー様も出てくるかもしれません。当面様子を見させていただきたいと思います。

メール送受信の障害について - 2011/03/25
 このたびの東日本大震災以降、またその以前から、いくつかのケースで当方との メールの送受信ができていないケースが発生しています。

 原因の分析と一部対策も行っていますが、その内容は多岐(スパム,計画停電,経由回線/サーバーのダウン,etc...)に わたり、それぞれのケースで原因の特定が困難な状況です。

 恐れ入りますが、regist@trycut.comやsupport@trycut.comへの送信メールに対して、数日間返信がない ケースや、ライセンス発行申請を行っているが未だライセンスキーが届いていないケースなど ありましたら、お手数ではありますが取り急ぎ TEL:072-424-9528までお問い合わせ願います。別系統の メールサーバーを利用するなど適宜対応させていただきます。

地震被害/その余波に対する対応について - 2011/03/20
 このたびの東日本大震災により被害を受けられました皆様には心からお見舞い申し上げます。 被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 このたびの震災による実被害、ならびにその余波によりま して、TRYCUT2000/3000/5000ご利用者のPC稼動にも困難な事例が出てきています。今後予測される 問題は、

1. 稼動不能な損傷、流出、消失
2. 計画停電地域で作業不能
3. 事業所の強制移動 (被災地以外も含む)
4. 設置場所が危険区域
5. 工場が休んでいて更新の上申が遅れる
etc...

 これら不測の事態により、例えばライセンスキーの紛失や、TRYCUT3000/5000のマシン変更処理が 出来ないなど、再稼動に向け様々な障害が考えられます。
 弊社としましては、可能な限り運用に支障が出ないよう、対応させていただきます ので、お困りのことがありましたら、support@trycut.comまで ご遠慮なくお問い合わせ下さい。例えば、ライセンスキーの再発行や、弊社サーバー内でのライセンス認証マシンの 削除など何でも結構ですので、まずはご一報お願い致します。

trycut.comのバックアップ体制について - 2011/03/14
 このたびの東日本大震災によりまして、東京電力/東北電力の計画停電、またそれに 伴う広域的なインフラ停止の可能性が懸念されています。

 まずは、当サイトの管理サーバー"trycut.com"は、現在のところ計画停電対象区域外に設置されてい ます。また、もし将来的にその対象になった場合でも、無停電電源装置の整った設備で運営されていますことを お知らせしておきます。
 また、当サイトの予備(コピーサイト)として、 別系統サーバーにてhttp://www.broadmine.com/trycut/ も常時稼動しております。
 これらのバックアップ体制により、万一片方に障害が発生した場合にでもモジュールのダウン ロード、ネットライセンス稼動認証処理、ノードライセンスのライセ ンス認証処理、レジスト申請などは、正常に稼動できる体制であることをお知らせしておきます。

 本件は、あくまでも現在の想定範囲内の状況ですが、今後変化がある場合には、逐次連絡申し上げま す。本件に関しましてご不明な点などありま したらsupport@trycut.comまでお問い合わせ下さい。

迷惑メール/フォルダのご確認について - 2011/01/24
 昨今迷惑メールの横行と、それに対応するセキュリティ・ソフトの進化により、本来迷惑メール ではないものが迷惑メールと判定されてしまうケースが一般的に多発しています。最近、当サイ ト(TRYCUTサポート/レジスト係)から配信しているメールでもその対象になってしまうケースが 出てきました。
 迷惑メールと判断された場合には、メールソフトやWEBメールの「迷惑メール」「迷惑メールトレイ」な どのフォルダの中に格納されていますので、本来届くはずのメールが届いていないと不審に思われる 場合には、一度迷惑メールをご確認いただけますようお願いいたします。これはTRYCUT関連だけが対象ではなく、 ほぼ全ての分野の配信メールが同様の問題を抱えています。

 配信側は、どのようにすれば迷惑メールにならないかを、ある程度は分析していますが、セキュリティ 対策ソフトやフィルター処理のロジックは日々修正が加えられていますので、対応も追いつかず根本的な 解決は困難と言われています。フィルター処理の設定である程度は対処できる場合もありますが、それで100% 判断ミスが無くなるものでもありません。

 当面この状況が改善されるとも思われませんので、それ相応の運用で定期的に「迷惑メール/トレイ」に 保管されているメールもご参照下さい。

色(RGB)情報の一括変更の対応 - 2011/01/04
 TRYCUTファミリーは、従来から初期設定ファイル(INIファイル)の定義を一括変更する仕組みをサポートしていません でした。例えばINIファイルがドロップ対応されないなどです。これは起動直後のメモリ確保するためのパラメータが 含まれていることが主な理由でした。一方で起動後に各種ダイアログで変更可能なものも多く含まれています。これらの設定を 状況に応じて一括変更したいというニーズも出ていました。

 このたび2011年1月3日付けでリリースいたしましたTRYCUT2000(Revision25W)、TRYCUT3000 Version2.16、TRYCUT5000 Version1.70より、 初期設定ファイルの中で起動中変更可能な設定を一括定義するファイル(拡張子CTC)をサポートいたしました。 段階的に仕様を追加して行く予定ですが、まずは現段階ではペン番号などカラー(RGB)設定に対応しています。初期 設定ファイルと同様の記述で定義し、拡張子CTCで保管したこのファイルをドロップするだけで ペン番号など色設定を一括変更することを可能にしています。なおCTC内の記述には初期設定ファイル内の セクション名([Define])は不要です。起動オプション/icでも指定可能です。

【CTCファイル定義例】
original.ctc インストール時と同じワーク色とペン番号色定義
(trycut.iniより抜粋)
sabun.ctc ペン番号色を利用してグラデーション化した定義
(差分表示などで利用)

※変更されたカラー情報を初期設定ファイルに保存したくない 場合、[オプション(O)]→[起動時の状態設定(I)]で「色設定の保存」の チェックを外しておいて下さい。

TRYTool Ver1.70公開と仕様追加部分 - 2010/12/06
 TRYCUT2000(Revision25U)、TRYCUT3000 Version2.15、TRYCUT5000 Version1.69より、 CUTTER文(β>0時)とTAPERBALL文において、上部径を指定できるように仕様追加され ました。それぞれβパラメーターに";"セミコロンと上部径を付けるという仕様です。 従来は有効刃長部が全てテーパーになってしまう仕様でしたが、径の上限が指定できるように なりました。これにより、テーパー部からストレート部にまで有効刃が伸びて いる工具(例:リーマなど)に対応したことになります。

 この部分の仕様追加に伴い、このほどTRYToolの最新版(Ver1.70)においても、この設定が吸収できるようになりました。また、同時にTRYCUT5000向け のT-THROW文にも対応されましたのでお知らせしておきます。

最新版の首下/突出し長算出値の傾向について - 2010/10/28
 TRYCUT2000 Revision25U、ならびにTRYCUT3000のVersion2.14以降、LENGTH2/LENGTH3使用時の首下長さや、ARBOR2指定時の突出し長さ 算出において、従来のバージョンで干渉が発生していた問題を回避するため計算処理を改善しています。この副作用で本来の 出力値でも十分な長さが出力されていたのに、更に長めに出力されてしまうというケースも出てきているのですが、この改善を加えておかないと、 ケースによって干渉をどうしても見逃してしまうという問題に対処できないため、安全サイドの結果を出力することを 優先して変更を加えました。ご理解の程よろしくお願いします。
 なお、参考までに、この余分な長さは、ワークの格子ピッチを密にすればするほど縮小しますので、可能な限り高精度でシミュレー ションしていただくことをお勧めします。

 また再三の修正で誠に恐縮ではありますが、対応直後のバージョンでこの部分の処理に不具合があったため、現在は更新版を リリースしています。これらの処理を業務でお使いの場合には最新版(TRYCUT2000はRevision25V以降、TRYCUT3000ではVersion2.15以降)を ご利用いただけますようお願いいたします。

Windows2000での動作確認最終版 - 2010/07/13
 マイクロソフトは、7月13日(日本時間14日)をもってWindows2000のサポートを終了します。7月12日にTRYCUTファミリーの各実行ファイル(EXE)をリリースさせていただきましたが、この中のTRYCUT2000(Revision25S)TRYCUT5000のX86版(Version1.68)は、Windows2000上で動作確認する最終版となります。今後、弊社内ではWindows2000の稼働を止めるとともに、Windows2000を動作確認対象外のOSといたします。ただし企業の多くが未だ現役OSとして 稼働させている現実(参考)があり、7月12日版は今後も無期限で公開いたします。

 以前から展開していますが、動作確認対象外ではあっても、あくまでも確認を行わないだけです。マイクロソフトのサポートが終了するというのは、 具体的にはセキュリティーパッチが公開されなくなるということで、そのことが原因でアプリケーション(TRYCUTファミリー含む)が動作不能になるという ことではありません。しかし、OS自体のセキュリティーがほぼ無防備な状態になりますので、これらサポートが行われないOS(95/98/98SE/ME/NT/2000)での 利用は、十分注意を払っていただけますようお願いします。

Windows XP SP2(32/64bit)について - 2010/06/01
 マイクロソフトは、先のWindows2000のサポート終了(2010年7月13日)の発表と同時に、32bit版のWindows XPのSP2やWindows Vista RTMに関しても同様にサポート対象外にするとして います。本件が直接TRYCUTファミリーの動作に影響を与えることはありませんが、Windows 2000同様にセキュリティ上無防備な状態に なりますので、Windows XP(32bit版)上で稼動されている場合、可能でしたらなるべく最新のSP3へ、同じくVistaでは最新のSP2へのアップデー トを強くお薦めします。

 なお、Windows XPのx64(64bit)版に関しましては、最新のサービスパックがSP2ですので、今回(2010/7/13)はサポート打ち切りの対象では ありません。特にTRYCUT3000やTRYCUT5000の64bit版ご利用のユーザー様には、Windows XP(x64)のSP2ご利用の方が多いです ので念のためお知らせしておきます。

Windows2000での動作確認について - 2010/05/14
 マイクロソフトは、本年7月13日をもってWindows2000の一般サポート、テクニカルサポートならびにセキュリティ更新プログラムの提供を打ち切ることを発表いたしました。また同時にセキュリティーソフト各社も、7月13日以降Windows2000をサポート対象外に することを告知しています。

 TRYCUT2000とTRYCUT5000のX86版は、従来リリース作業時にWindows2000での動作確認 を行っていましたが、7月13日以降にリリースするモジュールからは、使用の推奨でき ない環境となりますので動作確認は行ないません。

 あくまでも動作確認を行わないだけですので、動作不能になるわけではありませんが、OS自体のセキュリティーがほぼ無防備な状態になりますので、これらサポートが行われないOS(95/98/98SE/ME/NT/2000)での利用は、十分注意を払っていただけますようお願いします。

trycut.comサーバー・メンテンナンス日お知らせ - 2009/12/03
 当ページを運営しているWEBサーバーの回線増強に伴い、2009年12月13日(日)午前0時より午前10時頃に メンテナンス工事が入ることになりました。工事時間中はhttp://www.trycut.com/へのアクセスが一時的に不能になるタイミングがあります。ご理解 いただけますようお願いいたします。

TRYCUT3000/5000の永久ライセンス対応について - 2009/8/26
 TRYCUT3000/5000は、従来から年単位の期限付きのライセンスを提供してきました。基本的にこの形態は今後も変わりませんが、 ユーザー様や代理店様の都合によりどうしても永久ライセンスで決済しておく必要があるケースで、弊社がやむを得ないと判断した 場合にのみ、例外として永久ライセンスを提供させていただくこととなりました。

 通常のライセンス申請ページでは対応していませんので、このようなケースの場合には、別途regist@trycut.comまでお知らせ下さい。折り返し金額や留意点など返信させていただきます。なお永久ライセンスに 対応するバージョンは、本日(2009/8/26)リリースのバージョンからで、TRYCUT3000はVersion2.02以降TRYCUT5000はVersion1.61以降となります。

Virtual PC/Virtual Server上での利用について - 2009/5/8
 TRYCUTファミリーは、マイクロソフトが無償提供している仮想OS環境Virtual PCVirtual Server(HYPER-V含む)上での詳細な 動作確認は特に行っていません。OSの内部仕様に若干制約もあり、確認すべき項目が多岐にわたるため、動作保証までは行なえ ませんが、弊社内での単純なサンプルテストの範囲では特に問題なく正常動作しています。

 もし、これらの仮想OS環境下でご利用になられる場合には、ご利用者の責任のもとでお使いいただけますよう お願いいたします。またTRYCUT3000/5000のライセンス認証は、仮想OSのひとつを1台のPCマシンと見なします ので、ご注意いただけますようお願いいたします。

径補正アラーム検出の非公開仕様について - 2009/4/3
 従来からTRYCUTファミリーでは、径補正時の経路干渉のアラーム検出は行なってきませんでしたが、今回(4/1)新しくリリースして いる各モジュールから、非公開の仕様ながらアラームの検出(一時停止とリスト出力)を可能にしています。
 制御装置の種類や、パラメータ設定(誤差、先読み数)、バージョンなどの違いにより、アラームの出方が微妙に異なり、 100%正しく検出できるか否かが不確定なため、当面非公開の仕様で処理のチューニングを行なう予定です。
 このような前提でも、径補正のアラーム検出機能を試してみたい 場合には、support@trycut.comまでご連絡下さい。返信メールにて 設定方法をお知らせいたします。

TrMonitorのVista上での起動について(訂正)
 前回、本お知らせページで紹介していました「モニタリングデータのグラフ化ツールTrMonitor.exe(フリーソフト)をWindows Vista上で使用する場合に、管理者権限で起動するか、UACをオフにした状態で起動しなければ実行エラーになる。」というものですが、 Windows Updateの最新の「重要な更新」が行なわれている環境下では、これらの問題が起きなくなっています。
 どの更新が対象になっているのかは現時点では確定できませんが、状況が変わりましたことお知らせしておきます。なお、次期クライアントOS Windows 7 ベータ版での動作も検証してみましたが同じく問題は起きていません。

TrMonitorのVista上での起動について
 モニタリングデータのグラフ化ツールTrMonitor.exe(フリーソフト)をWindows Vista上で 使用される場合、管理者権限で起動するか、VistaのUACをオフにした状態で起動して 下さい。現時点ではこれらの対応が行なわれていない場合、実行エラーになります。詳しく はUAC対策のページの【対応策】3,4をご参照下さい。

Windows XP SP3上での動作確認について
 2008年4月29日(火)より、マイクロソフトはWindows XP Service Pack3のインターネット経由での配付を開始しています。

 TRYCUTファミリーにおいては、TRYCUT2000とTRYCUT5000のX86(32bit)版の最新モジュールにおいて全て動作確認済です。

再現(大容量)データの送付について
 ユーザーからのTRYCUTファミリーへの不具合報告は、基本的にメールにて受け付けて いますが、本ソフトウェアの性格上、再現データが必要になるケースが多くあります。昨今 ではデータも非常に大きくなってきていて、メールの添付ファイルでは送れないことがよくあり ます。
 このような場合には、自社サーバーからダウンロードできるようにしていただくケースも ありますが、無償でサーバーを提供しているサービスもありますので以下に紹介させていた だきます。

 ・宅ファイル便
 ・データ便
 ※今後、当サイトのトップページ左パネルにリンクを張っておきます。

 双方ともに100MBぐらいまで送れます。ちなみにsupport@trycut.comへの メール添付の場合ですと高々2MBぐらいまでしか送れませんのでご注意ください。

認証プロキシ経由でのライセンス認証について
 現在TRYCUT3000/5000は、認証付きプロキシ(ユーザー名とパスワードが必要)を利用されている環境下においては、 インターネットを経由したライセンス認証ができない状態になっていますが、今後リリースするモジュールでは対応する 予定です。 仕様としては、ダイアログ表示を行いユーザー名とパスワードを入力していただくというものですが、 ネットライセンス時のみ、初期設定ファイルでも、それらを設定できるようにする予定です。
 本件に関しましては、環境ごとに例外が想定されますので、今後認証プロキシ環境下で利用を計画されている場合には ご一報いただけましたら事前チェック用に対応モジュールを配付させていただきます。ご検討よろしくお願いいたします。

Windows Vista SP1上での動作確認について
 2008年3月19日(水)より、マイクロソフトはWindows Vista Service Pack1のインターネット経由での配付を開始しています。

 3/21リリース以降のTRYCUT2000/3000/5000最新実行モジュールにおいては、全て動作確認済で特に新たな問題は起きていません。なお新たにWindows Vistaに移行を検討されているユーザー様に置かれましては、ご利用上の留意点として、従来から展開しております、UAC対策についてご一読をお願いします。

GPUを利用した高速化DLL(無償)公開について
 このたび2008年2月14日(木)より、茨城大学 工学部(乾教授)ならびにスマーテック社から、TRYCUT3000向けにGPU(グラフィック プロセッサーユニット)の能力を利用して 加工シミュレーションを高速化するDLL(無償)を期間 限定で公開していただいています。

 約5年程前に同様のテストバージョンをリリースしていただきましたが、本技術が活かされるのは、大きな工具径を使ったシミュレーションや、高精度で大きなメモリが要求されるような処理で、以前のように TRYCUT2000向けで32bitのメモリ空間では、高精度でかつ高速にという部分の優位性を十分に発揮させることが出来ませんでした。やがて時代も変わり64bit環境の普及と、GPU自体の性能も飛躍的に向上し、本技術が活かされる環境が次第に整ってきたと言えます。このような背景から今回はx64(64bit)版のTRYCUT3000向けに再配布していただくことになりました。

 ライセンス期間は本年末までとなります。TRYCUT3000ユーザーで、ご希望の方は、support@trycut.comまでご一報いただけましたら返信メールにて公開ページのURLをお知らせいたします。なお、ご利用後に簡単なアンケートへのご回答をお願いしています。ご協力お願いいたします。

※x64環境でTRYCUT5000ご利用の方もTRYCUT3000のライセンスは開放されていますので、本DLLをお試しいただくことができます。

「型技術」誌の10月号の特集でTRYCUTの事例紹介
 このたび日刊工業新聞社発行「型技術」10月号の特集「CAD/CAM/CAEの新展開−Part.2」におきまして、 「加工シミュレータ「TRYCUT」の歩みとユーザー事例」が掲載されています。
 文字数の制限などもありとても全貌を紹介できるものではありませんでしたが、最近のトピックスという ことで、工具破損チェックや本年リリースを開始いたしましたTRYCUT5000(5軸加工)のユーザー事例を中心に紹介 させていただきました。
 オンラインソフトとして育ってきたTRYCUTファミリーにとりまして、このような専門書に掲載され ることは稀なことで、この機会にあらためて開発の発端(経緯)にも触れることになりました。ご興味が ありましたらご一読下さい。

※このたびご協力いただきましたユーザーの皆様には感謝申し上げますとともに、近日中に掲載誌ならびに誠に薄謝では ありますが図書券を贈らせていただきます。
※少々誤字脱字が見られるようです。弊社提出の原稿にはなかったはずなのですが...フォント変換や校正作業で入ったのだろ うと考えられます。ご容赦お願いします。m(_._)m

2000/3000高速版シミュレーションのホルダー干渉チェック
 本日(2007/9/11)リリースいたしましたTRYCUT2000TRYCUT3000の実行モジュール本体より、 高速版シミュレーション中のホルダー干渉チェックが、従来の垂直加工ブロックに加え、 G00〜G03の水平加工(Z移動無し)ブロックでも行なう仕様に改善されて います。

 これは処理のアルゴリズムとして、水平方向のブロックにおいても ホルダー干渉チェックを行なっても大きくレスポンスに影響しないこと、効果のある ケースが多いこと、またユーザーからの要望でもあることから、仕様として織り込んだものです。従来 どうり、高速版に関しては基本的にはホルダー干渉チェックは行なえ ないものと説明を入れていますが、2D加工や等高線加工の経路なども現実的には多く、 このような場合には高速版シミュレーションで替えられるケースもあるかと思いますので、 ホルダーの干渉チェックでのシミュレーションを目的にされる場合においても、高速版のご利用を ご一考下さい。

 なお水平方向においてはアタッチメントとの干渉チェックや、初期設定ファイルで指定 する"ARBOR CLEARANCE"が考慮されていないなど不完全さは残っています。正確な干渉チェ ックを行なう場合には、通常版シミュレーション(F5キーなど)をご利用下さい。

WZ EDITOR 5.0の連動方法変更について
 本日(2007/06/11)正式リリースいたしました全TRYCUTファミリーにおきまして、前週6/5付公開モジュ ールで"WZ EDITOR 5.0"を連動処理の標準エディタにしていた部分の仕様に変更をかけましたので報告させていただきます。

 前週公開モジュールでは、WZ EDITORの旧バージョンご利用の場合に起動時の不具合が見られることと、今後のWZ EDITORのバー ジョンアップにおいても柔軟な対応を可能にするため、この部分の対応をSDK(treditor.dll)にて吸収するように 変更させていただきました。
 6/5付公開モジュールをご利用で、"WZ EDITOR 5.0"を連動エディタとしてご利用の場合は、誠にお手数ではありますが本日リリ ースいたしましたバージョンより、WZ EDITOR 5.0用のDLLをインストールフォルダに保存してご利用いただけますようお願い いたします。

DLLは、こちらのSDKのページにて公開しています。

Windows Vista対応状況について
 本日(1/30)Windows Vistaが正式リリースされました。既に、当サイトならびに「重要なお知らせ」メールでも、お伝え してきましたが、現在リリースされているTRYCUTファミリーの最新モジュールは、全てWindows Vista製品版での 動作検証テストを完了しています。

・TRYCUT2000最新モジュール Professional(R20) 2007年1月24日版
・TRYCUT3000最新モジュール Version1.42 2007年1月24日版
・TRYCUT5000トライアル版最新モジュール Ver0.74 2007年1月25日版

 Windows Vistaの正式リリースに際し、念のためお伝えしておきます。

Windows PowerShellの紹介
 2006年11月14日、マイクロソフトよりWindows上の新しいコマンドライン(シェル)環境である、 Windows PowerShell(稼動OS:XP以降)が リリース(無償)されました。これにより、従来Windows上で作成に不自由していたバッチファイルのコマン ドも、はるかに強力なシェル環境が提供されたことにより、実現したいことの可能性も飛躍的に高まったもの と思われます。新しいシェル環境でもTRYCUTの起動オプションの利用ができます。むしろ、このシェル環境に よってTRYCUT起動オプションの利用価値が高まったと言えます。

 PowerShellについては既に様々なページで紹介されています。
http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/special/powershell01/powershell01_01.html

 なお、こちらのページは、あくまでも従来のコマンドライン上でのバッチファイル作成についての 内容になっています。もし、バッチファイルの作成で限界があるようでしたら、UNIXのクローン環境の利用も考えられます が、このPowerShellは、後発であることもあってUNIXのシェル環境をも凌駕してしまうぐらい の出来栄えです。今後はWindows PowerShell上での構築を推奨いたします。

メールアドレスの統廃合について
 当サイトでは、以前から連絡メールの窓口として3つのアドレス(support,regist,webmasterの3アカウント)を用意し てきましたが、最近同一内容のスパムメールが全メールアドレスに届く傾向があるため、その対策として 当サイトの窓口メールアドレスも減らして行く方向で検討しています。
 具体的対策ですが、まずは当サイトにてアカウントの"webmaster"宛てのリンク部分を全て"support"に切り 替えました。当面"はwebmaster"宛てのメールボックスは残しておきますが、今後の状況次第では無くすことも 検討しています。今後はwebの更新関連も"support@trycut.com"で受け付け、弊社内で担当者に振り分け させていただきます。ご理解よろしくお願いいたします。

TRYCUT2000がWindows Vista対応に
 先の重要なお知らせメールでもお伝えしていましたが、次期Windows Vista上でTRYCUT2000のプログレスバーが 追従しない件について、このたび8月26日付けで公開されましたWindows Vistaの製品候補版であるRC1(Build.5536)にて、 弊社からマイクロソフトに報告していましたVista側の問題点が対処されました。
 この他の問題点は特にないため、今後TRYCUT2000としての対応OSに、次期Windows Vistaも加えることにいたしました。

 なおTRYCUT3000に関しましては、以前より特に重大な問題点は見つかっていませんので、今後も Vista対応に変わりはありません。

複数ライセンスの更新時期一本化について
 度重なる増設などで更新のタイミングが異なる場合、1年に何度も更新の申請を行なう必要が 出てきます。このような面倒さを緩和するために、ご要望により月割り計算でライセンス料をお支払いいた だき、全ライセンスの更新時期のズレを調整して一本化させていただくケースがよく出てきています。

 同様のご要望がある場合には、個別にご相談に応じますので、regist@trycut.comまで お問い合わせ願います。

x64系Windows Update(KB914784)に注意
Windows XP x64 Edition又はServer2003 x64 Editionをお使いの方へ

 現在配付されているWindows UpdateのKB914784(2006年6月14日公開)では、環境によって、再起動が不能になったり、 Daemon Toolsが動作不能になるなど様々な問題が各サイトで報告されています。弊社の環境 でもx64 Windowsが再起動不能に陥りました。Updateをかける場合には十分注意していただけ ますようお願いします。

 なお、KB914784のアップデートを行なわないようにするには、Windows Updateの「高速」 「カスタム」選択画面で「カスタム」を選択後、KB914784のチェックを外すと同時に非表示設定を 行なっておくことにより、以降は「高速」指定でもUpdateされなくなります。

Windows95/98/98SE/Me/NTでの動作確認について
 マイクロソフトは、本年2006年7月11日をもってWindows 98/98SE/Meの一般サポート、テクニカルサポートなら びにセキュリティ更新プログラムの提供を打ち切ることを発表しました。また既にWindows95とNTに関してはセキュ リティー更新プログラムの提供が打ち切らた状態になっています。
 TRYCUT2000では、今までリリース作業時にWindows95以降の全てのWIN32系OSに対して動作確認を行って いましたが、サポートが打ち切られたOSに関しての動作確認は、使用することが推奨できない以上、対象外に するべきとの判断で、これらのOSの動作確認は次期Revision18をもって終了させていただきます。

 あくまでも動作確認を行わないだけですので、動作不能になるわけではありません。ただし、OS自体のセキュリティーが ほぼ無防備な状態になりますので、これらサポートが行われないOSでの利用は、十分注意を払っていただけます ようお願いします。

実加工,スキップ加工時の描画改善版
 従来から、実加工やスキップ加工モードにおいてアニメーション描画にて 描画が乱れる問題がありましたが、昨日公開いたしました、
暫定対応版(2006/4/14版)と最適化版(2006/4/14版)より、改善が行われています。  特に立て壁付近での描画の乱れや、加工している部分で背景色が出ないなど 混乱を招いていたケースが改善されます。

 結果表示のみや、バッチ処理でのみ利用されている方々には、特に関係の ない部分ですが、加工途中の状況をアニメーションにて確認されている方々 には、一度お試しいただければと思います。
次期Revisionでは正式に折り込みます。

TRYCUT2000の暫定対応版と最適化版(2006/4/14版)
http://www.trycut.com/bug.htm
http://www.trycut.com/sse.htm

TRYCUT3000の暫定対応版と最適化版(2006/4/14版)
http://www.trycut.com/3000/download.htm

起動形式利用時のブランク付きファイル名対応
 Windowsのファイルシステムでは、ブランクを挟んだフォルダ名やファイル名が許されて います。TRYCUTの通常操作では特に問題なく利用できますが、起動形式(オプション)を利用して 実行する場合には、ブランク付きのファイル名に関しては"(ダブルクォーテーション)で挟む 必要があります。この仕様はDOSコマンドの仕様に合わせたものです。

 手打ちで起動する場合には、気がつくことが多いものですが、上位プログラムから 自動起動するようなシステムを作られる場合には、うっかりする場合があります。

 無難なのは、ブランクの有り無しに関わらずに、各種ファイル名には必ず"(ダブルクォーテー ション)で挟むという考え方が良いのかもしれません。もちろんブランクを許さない運用が 確立されている場合には不要です。

DOSコマンド利用時の例:
ERASE "DATA 000" [Enter]

TRYCUT2000/3000起動形式利用例:
C:\TRYCUT2000\TRYCUT.EXE /X4 "C:\DATA STORE\NC.NCD" [Enter]

 通常"(ダブルクォーテーション)で挟むという仕様は、TRYCUTのヘルプをはじめ、DOSコマンドの仕様書でも、目立った記述がなく隠れ仕様になって いることが多いようですが、次期正式リリース版からから起動形式の説明で注記を入れておきます。

CTRLキー(一時停止)を別のキーに設定
 以前からTRYCUT2000において一時停止を行うために「CTRL」キー利用に よる他アプリケーションへの影響が問題になるケースがありました。起動オ プションによるバックグランウンド処理中の問題は解決した経緯があります。 また、起動中の問題もありましたが、TRYCUTのウインドウにフォーカスが あたっている場合には問題がないため致命的な問題として取り上げられま せんでした。

 一方、最近ユーザー様はじめ弊社においても、ひとつのディスプレイを複数PCで利用す るケースがあり、CPU(PC)切り替え機を使用する頻度が増えてい ます。問題はメーカーによって、この切り替え処理を「CTRL」キーに割り当てて いるものがあることです。このようなケースではTRYCUT2000/3000のシミュレ ーション中に切り替えを行うと、TRYCUTが停止状態になってしまいます。 これは、あくまでも一例で他のケースもあるかもしれません。

 このたび同様の問題に対処するために初期設定ファイル(「CTRL」+「F1」) 通常TRYCUT.INIの[Define]セクションにて以下の指定を挿入することにより、

STOP KEY=SPACE

 一時停止を「SPACE」キーに切り替えられるようにいたしました。省略時は 従来どうり「CTRL」キーとなります。本対応は以下ページの1/18日以降リリースの不具合対応モジ ュール、もしくは最適化モジュールにて既に対応されていますので、お困りの方はお試し下さい。

TRYCUT2000
http://www.trycut.com/bug.htm
http://www.trycut.com/sse.htm

TRYCUT3000
http://www.trycut.com/3000/download.htm

最初は位置がズレますので違和感がありますが、使っているうちに慣れてくるものと思い ます。なお現状は「SPACE」キーへの切り替えだけですが、他キーへの切り 替えなどご要望がありましたら、support@trycut.comまでお知らせ下さい。

※TRYCUT3000に関しましては、左パネル「STOP」ボタンでもシミュレーション中の一時停止が行えます。

TRYCUT3000(x64版)リリース開始
 本日、2006年1月7日、TRYCUTファミリーの中で3軸向け加工シミュ レーターの最終形として、64bitアプリケーションのTRYCUT3000(x64版) をリリース開始いたしました。
 TRYCUT3000は、従来より数段高精度なワーク、もしくは大きなサイ ズのワークでシミュレーションさせたい。メモリの制限を気にするよう な使い方は避けたい。最速/最高峰のシミュレーション環境を備えたい。 マルチコア・プロセッサーの能力を活かしたい。など極めてハイレベル な要求のあるユーザー様向けのシミュレータです。

ダウンロードページ
http://www.trycut.com/3000/download.htm
ユーザー登録申請ページ(早期登録優待割引を実施中)
http://www.trycut.com/cgi-local/regist.cgi/TRYCUT3000

 32bit版TRYCUT2000では、パフォーマンスのロスを最低限に抑える ためにシングルコアに最適化した構造にしていましたが。  TRYCUT3000は、今後のCPU(64bit)アーキテクチャーのマルチコア化 を最大限活かす最適化を行っています。

 32bit版TRYCUT2000との比較一覧はこちらです。 また、以下に概略を紹介しておきます。

★レスポンス面での違い
 コアの数分だけ倍速化してゆく機能を備えています。今後CPUメー カー各社はコアの数をどんどん増やすことにより性能向上を図る と予想されています。従来はクロックの向上によってアプリケー ションのパフォーマンスが向上してきましたが、今後はコアの数分だけ 向上するような並列化処理のアプリケーションが望ましくなります。
例:TRYCUT3000 Version1.00では、比較的処理時間が必要になる差分 評価機能や、鋳物定義などで利用されるオフセット機能などが、 コアの数分だけ倍速化する対応が行われています。今後は徐々に 対応機能を増やして行く予定です。

★ビューイング操作の改善
 シミュレーション中やオフセット処理中にもビューイング操作が 行えるようにしています。シングルコアが基本の32bitCPUでは 若干のロスがあることと、CPUの64bit化と同時にマルチコアが常識化 するということもあり今回のタイミングで改善いたしました。 加工中の挙動を詳しく調査したい場合には大変使いやすくなります。

★広大なエリアの利用
 高精度なワークや大きなサイズのワーク定義で、ソフトウェア的 には制限を無くしました。64bit空間という制限だけは残りますが、 64bit=15EB(エクサバイト)というとてつもなく大きなサイズを考え れば、制限が無いに等しいとご理解いただけると思います。

★64bitアーキテクチャーによる高速化
 この部分は、CPU側の進化に依存したパフォーマンスアップで、 全般的に10〜30%高速化されています。また64bitアーキテクチャー ではSSEやSSE2命令なども標準実装されていて、TRYCUT3000でも高速 化の恩恵を得ています。



1.本ホームページの、今後の改善項目のコーナーでは、 TRYCUTの今後のバージョン向けに、要望項目の整理を行っています。 まだまだ整理しきれていませんので、この他に思い当たるものなどありましたら、 support@trycut.comまでご一報下 さい。

2.関連ソフト&データのコーナーでは、TRYCUT に関連するソフトやデータを紹介いたします。商品ソフト、シェアウェア、 フリーソフトなど、なんでも結構ですので、 support@trycut.comまでご連絡下 さい。

3.TRYCUTファミリー(TRYCUT2000/3000/5000)では、起動オプションを利用して外部起動させたり、TRYCUT SDKを 利用して追加機能を用意することで、簡単に他システムと連動させることが 出来ます。CAD/CAMベンダー様などで、バンドルなどご検討される場合は、 support@trycut.comまでご連絡下 さい。可能な限りサポートさせていただきます。


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