被切削材の保存と呼び出し[被切削材の保存] ポップ・アップ・メニューの「被切削材(W)」の「保存(S)」で、 保存が行えます。 またNCデータのコメント行の指令(後述)で工程ごとに被切削材を自動保存することも可能です。 保存形式の種類は大きく分けて以下の3種類です。 被切削材データ(拡張子.DMF) TRYCUT専用の被切削材フォーマット。TRYCUTを利用する上で最も効率の よいフォーマット。「オプション(O)」の「被切削材保存レベル (D)」の指定により、保存するデータとサイズが変わります。DMFファイルの物理フォーマット詳細につきましては、TRYCUTのホームページのDMFファイル・フォーマットをご参照下さい。
【工程ごとの自動保存】 NCデータ内に以下のコメント行を挿入することで、 各工程後のタイミングでDMFファイルを自動保存することができます。 (TRYCUT:SAVE WORK AT EACH PROCESS) TRYCUT側は、このコメント行を読むことによって自動保存処理の準備を行いますので、 NCデータの最初の方(未だ加工が始まっていない段階)に本コメント行を挿入しておいて下さい。 保存されるDMFファイルは、NCデータと同じフォルダに作成され、 以下のように工程番号( _ + 3ケタの整数 )と工具番号( _T + 3ケタの整数 ) を付加したDMFファイルが自動保存されます。 (NCファイル名)_001_T005.DMF (NCファイル名)_002_T019.DMF (NCファイル名)_003_T006.DMF (NCファイル名)_004_T007.DMF ・ ・ ・ シミュレーションを再実行した場合は上書きされます。 基本的には工具交換のタイミングと終了時に保存します。 最初に加工が検出された工程を001とし、加工が検出されなかった工程があった場合には、 保存処理が省略されますので工程番号は飛番になる場合もあります。 (※飛番がある場合は、加工していない工程があったということになります。) STL形式(拡張子.STL) 光造形分野の標準フォーマット。テキスト形式、バイナリ形式(インテル系、 モトローラ系)のそれぞれで出力が可能です。通常他システムへデータを送る場合の 利用を想定していますが、被切削材の保存データとしても利用できます。ただし、 テキスト形式ではビットレベルで若干データの劣化が発生します。バイナリ形式では ほぼデータ劣化は発生しませんが、取り込み時の、被切削材の精度ピッチが同一である ことが前提となります。またファイルサイズは、DMFフォーマット(レベル1)に比べ テキスト形式で10倍以上、バイナリ形式で3倍以上になることもありますので留意 しておく必要があります VRML2.0形式(拡張子.WRL) 3Dモデル可視化ツールの標準として、昨今のブラウザーではVRMLビューワーが標準実装されている場合もあります。 多面体形式での出力と格子点形式での出力の2通りで出力することが可能です。 注:本VRML形式から被切削材に戻すことはできません。(不可逆) [被切削材の呼び出し] ポップ・アップ・メニューの「被切削材(W)」の「読み込み(L)」で 呼び出しが行えます。 被切削材データ(拡張子.DMF) TRYCUT専用の被切削材フォーマットですので、最も高速でデータの劣化も 発生せず取り込むことができます。 STL形式(拡張子.STL) 光造形分野の標準フォーマット。通常他システムからデータを取り込む場合を 想定しています。テキスト形式、バイナリ形式(インテル系、 モトローラ系)の全てに対応しています。
<取り込み時の規則>
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